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7/12/2024, 10:23:06 AM

これまでずっと
好きな花は摘み
愛した花には水をやる人間を死ぬほど見てきた
悪口を言われている主役も見てきた、そのうち開花するんだろう
無謀、微力で失笑されながら戦って散った人間も見てきた、そのうち無駄ではないことを知るだろう
どんなに醜くとも確かに息をしていた
光が差し消えして
強さと脆さが共存しても
誰かの共依存ではない
絶望した、確かに絶望したのだが
これまでずっと耐えてきた当人は誰だ

7/10/2024, 2:00:49 PM

目が覚めると
目が覚めると大切なことを深層に置いたまま起きる
忘れたわけではない、ただ単純に色々ありすぎて、思い出せないだけで
とりあえずその中から今日が何曜日であるかで身震いして起きた時間に驚愕してそれが段々と怠さにおさまっていく
希望がないとは言ってはいないが
怒りもぼやけて内包しているようで
忌憚のない単純な言葉を私より私を知る鏡の中に向かって吐き出しそうになる

7/9/2024, 12:35:22 PM

私の当たり前

自分の人生になかったことが気になった曲の歌詞にでてちょっと悲しくなる
寂しいけど一人は大好きで
明るめのラブソングは解釈不一致で
何者かになるでしょう、ならなければいけないっていう予報が私の当たり前で
レプリカ、ダミー、劣化版
にならないよう足掻いている感覚が常に背後にある
目覚めながら絶望しているけど
一日の中で品なく笑えるのならきっと大丈夫ではある
最近好きなことが習慣に、言い換えて私の当たり前になった
意外と日常への痛み止めになっている

7/8/2024, 4:37:41 PM

街の明かり
街の明かりがスモール信号ないしは灯台のような何らかのいしをもっているように明滅した
僕は綺麗だなんて街を見ない
多分僕は今の目の前のものたちほどには光れていない
なのに惹かれあっている
何らかの異なる目的をもって生活しているだけの集合体に息を呑む
カラフルだと暖かくなって
水に反射すると増えて幻想的で
その中の一つになりに、不眠症の仲間になりに今日も家に戻ろう
もしかしたら自分で思っている以上に街としては穏やかなのかもしれない

7/6/2024, 2:13:40 PM

友達の思い出
閉鎖的・少人数な学校は仲がよろしいというのはフィクションで魑魅魍魎に溢れた派閥争いの世界だった
おおきな謀事に巻き込まれたことのない私はくだらないと俯瞰した"つもり"でいる当事者の一人だった。
好き、嫌い、害がないに分別してどうなってもいいよう録音機器だけは持ち歩く可愛げのない子供は可愛げのない子供達の中では異端児だった

とある日、お互いに変人扱いしていた未来の相棒と牽制込みの雑談をしていたら嫌な女が入ってきた
私の悪口を言ってる人間を密告してきた
正直密告したやつにもムカついたけど
それに対し「録音とかしてるならしかるべきところに持って行くけど、ないなら私が直接その子達に自分の機嫌は自分たちでとってくれてありがとうってお礼いいにいくから紹介してくれない?わざわざ教えに来てくれたんだからついてきてくれるよね?」って言っちゃった。

なんて可愛くないことでしょう

そしたらポッカーンと見てた未来の相棒が「へー、猫被ってたんだお前」とかいつものお花畑くん(仮)と180度違う表情で言ってきてそれに「鏡見て言ってんの?」って強がって言ったっていうのが始まり

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