友達の思い出
閉鎖的・少人数な学校は仲がよろしいというのはフィクションで魑魅魍魎に溢れた派閥争いの世界だった
おおきな謀事に巻き込まれたことのない私はくだらないと俯瞰した"つもり"でいる当事者の一人だった。
好き、嫌い、害がないに分別してどうなってもいいよう録音機器だけは持ち歩く可愛げのない子供は可愛げのない子供達の中では異端児だった
とある日、お互いに変人扱いしていた未来の相棒と牽制込みの雑談をしていたら嫌な女が入ってきた
私の悪口を言ってる人間を密告してきた
正直密告したやつにもムカついたけど
それに対し「録音とかしてるならしかるべきところに持って行くけど、ないなら私が直接その子達に自分の機嫌は自分たちでとってくれてありがとうってお礼いいにいくから紹介してくれない?わざわざ教えに来てくれたんだからついてきてくれるよね?」って言っちゃった。
なんて可愛くないことでしょう
そしたらポッカーンと見てた未来の相棒が「へー、猫被ってたんだお前」とかいつものお花畑くん(仮)と180度違う表情で言ってきてそれに「鏡見て言ってんの?」って強がって言ったっていうのが始まり
星空
もう直ぐ七夕が近いけど織姫と彦星はどれほど恋焦がれているのだろうか
星に願いをなんていうけれど、目に映る全体が綺麗さを醸し出しているのであって
どの星に願いを・・・?なんて選り好みは考えたこともなかった
夜に地平線に溺れる太陽と朝に隠れる月と違って星は明るいものだと昼間も見えるくらい、見守ってくれている
一旦欲張りなもので、オーロラも見てみたいか
神様だけが知っている
僕がが主役かどうかを
これは僕が吸っていい空気なのかを
もし僕が誰かのA'なら
僕は僕が大嫌いになるはずで
少なくとも今はそうで
でも君は急なジャンケンはびっくりしていっつもグーになるなら
多分ヒーローな君が命をかける時
僕がじゃんけんで勝って大義名分を得てさ
一人くらい君を優先して一人くらい君のために泣く人物になる気でいる
じゃんけんの勝ち負けは神様だけが知ってるからね
この道の先に
私は遅刻して食パンを加えて道角でぶつかるようなことはおきない、そもそもパンを咥えて練り歩かないし、
白馬の王子様もこない、そもそも馬はあまりみたことがないし
でも雨の日にこの道の先に貴方がいるってわざと、傘一本で迎えに行くような
天邪鬼でおだやかな恋愛はしてみたいかも知れない
窓越しに見えるのは
一線引かれた見えるのに届かない未来
そこに執着しても終着点は確実にない
手放したことに心は追いつかない
一つの窓が閉まっている、
それなら扉を開けて蓋を開けて
心を開こう
本能でわかる、この窓は割れない
鏡がわりにしてニコニコしておこう