・半袖
最近の暑さはもう夏だ。
夏は嫌いだ。
エアコンの効きは悪い。
晴れていたとしても、どこへ行くにも汗をかく。
でも夏の景色や風情はとても好きだ。
夜に咲く花、流れるような入道雲、
どこからが聞こえてくる風鈴の音。
自分は夏に運動をすると
貧血も相まっていつも頭痛などの熱中症に襲われる。
少し暑く、涼しいくらいでいいのに。
生きている者たちは太陽に殺されかけている。
秋の半袖から少し肌寒いと長袖にする瞬間が好きだ。
・過ぎ去った日々
未来のことを考えるのは得意ではない。
過去に囚われて未来のことを遠ざけているから。
人はなぜ時が経つにつれ変わっていってしまうのか。
"変わる"という言葉は
いい意味でも悪い意味でも捉えられるが、
私はただ、不変のものを探し続けている。
過ぎ去った日々の中で、
共に遊んでいた昔の友達も、好いていた人も、
今はどうだろうか。
誰も覚えていないのではないか。
人間関係は関わらなくなれば、
簡単に消えてしまうものだから。
温かいものがすぐに冷めてしまうように。
・溢れる気持ち
全部ぶっ壊してしまいたいくらい怒っている。
親や友達、そして自分に対して。
何故だろう、
本当は泣き叫びたいくらいなのに。
言葉には出来ないようなマイナスな気持ちが。
最近ずっとそうだ。
大切に思うべき人を大切に思えなくなっている。
そんな自分を殺したくなる。
1度考え込むとずっと沈んだままで動けなくなる。
そうしているうちに時間だけが流れて。
時間を無駄にした自分がまた嫌になる。
これの繰り返しだ。
__言葉の裏まで、全て言えたらよかった。
・優しさ
ふと、考えたことがある。
何故優しい心持つ人が損をする世界なのか。
何故優しい人は辛い経験をすることが多いのか。
優しさを都合よく利用するような人が居るからか。
そんな人は優しさが当たり前だと思っているのか。
辛い経験をしてきた人には心優しい人が多い。
優しさ故の孤独に苦しみ、
嫌なことがあろうと我慢し笑って許す。
でもその分、ある人が感じた辛さや傷の痛みを
自分に重ね、共感出来るような人。
これを理解する人が少ないんだと自分は思う。
優しさを当たり前だと思い、
優しいから何しても許されると思ってる。
そんなことない。
自分のことを考えるのが苦手でも、
誰よりも他人のことを考えられるような人。
_優しさは優しさで返すんだ。
・良いお年を
今年こそは、今年こそは、
この世界にさよならしよう。
何度も思った。
でも結局出来ずに終わるんだ。
中途半端な人間は中途半端な人生しか送れないから。
そしてふと気づいた。
_努力をしなければ生きていけないこと。
好きだったことが好きじゃなくなって。
大切に思うべき人を大切に思えなくなって。
何のために生きてるのか分からなくて。
理由もなしにいきなり泣きたくなって
自分なりに色々頑張って努力しても認められる、
褒められること無く期待が上回って。
自業自得なのにしんどくなって。
来年も、きっと同じ。中途半端に生きてるから。
死にたいのに死ねない。
この世界は大嫌いだ。
笑顔は作れるけど希望なんて無くて。
誰かを、自分を憎んで。赦せなくて。
暗闇の中に沈んで這い上がれない。
そんな時は、
自分と同じような人がいるかもしれないと考える。
"今にも消えそうな弱くて小さな光が灯る蝋燭を
たくさん並べて皆で温め合いたい。"
_少しでも優しい夜明けを迎えられることを願って。