・眠りにつく前に
今日という一日をどのように過ごしたか。
夜というのは自分にとって
いい意味でも悪い意味でも深い、深い闇だった。
自分という醜い存在を隠してくれる。
どこまでも暗い方向へと導いてくれる。
良いことも楽しいこともあっただろう。
でも。
嫌だったこと、反省すべきことや人生のことなど
考えても答えのないことばかり考える。
そうしていると、夜が味方をしてくれているようで。
_時は残酷に過ぎていき、夜は夜明けを迎える。
明日は明るくもないのに「明るい日」と書く。
自分の感情とは裏腹に夜が明けると太陽が昇るから。
明るくなんてなくていい。
カーテンは閉め切って。
明るくなって欲しい時に明るくすればいい。
「明けない夜はない」
これは自分の好きな言葉で。
自分の中の惨めな感情も、いつか、
明けてなくなるんじゃないかと思った。
・神様が舞い降りてきて、こう言った
「願いをひとつ叶えよう」
どう答えるだろう。
幸せ、健康、恋愛、お金など人生に関して
様々な答えがあると思う。
対して、何も願うことは無いという答えもある。
自分の力でやらなければならないということを
分かっている人だ。
自分は、"消えたい"と願うかもしれない。
今まで、死にたいと思うことがあっても
死ぬことだけは出来なかったから。
自分という存在を消してしまえれば楽だと。
蝋燭の火のように、しゃぼん玉のように、
息をふきかけてしまえば直ぐに消えてしまう。
そのような命であれば、
大切に出来たのかもしれない。
・誰かのためになるならば
そう思う人は心優しい温かい人が多いと思う。
でも、時にその優しさが自己犠牲に変わり
自分を縛りつけて辛く、苦しいものになってしまう。
誰かのためになるならと、
自分を殺すようなことはしないで欲しい。
それは"優しさ"じゃない。
自分のこころを大切にしてほしいんだ。
何かをしてもらったことがあるなら、
その人のために何か出来ることがあるかもしれない。
優しさを優しさで返してあげよう。
・これまでずっと
人に言えず、頼れずに孤独を感じて。
愛想笑いをして、耐えて、自分を偽って。
全部一人で抱え込んで、苦しくなる。
そういう人は結構居ると思う。
このままでいいのか。
自分の人生が誰かの人生になってしまう。
あなたの人生はあなたのものだから。
自分中心で考えていい。
あなたが思ってる事。何でもいい。
文字に起こしてみて。
あなたの心の声を自分に言ってあげて欲しい。
辛くて苦しくても今日まで
生き抜いてきたあなたはちゃんと頑張れてる。
十分頑張ってるから。
自分を犠牲にして
我慢することを当たり前にしないでほしい。
__透明な言の葉が優しく色付くように。
・大切なもの
普通の人なら、
家族、命、お金などを挙げるだろう。
確かに家族も命もお金も大切だと思う。
でも前まで、大切なものはいらないと思っていた。
いつか失ってしまうのなら。
無くなってしまうのであれば。
最初からいらない、深く関わらない。
そうすれば誰も傷つかない。そう考えていた。
すると、心の中に誰も思う人がいなくなった。
欲が無くなりお金も使わなくなった。
気づいた時には周りに誰もいなかった。
生きているのに死んでいるような感覚だ。
そして"寂しい"という感情が生まれた。
失うことを恐れると何も得られなくなる。
__自分のこころに寄り添ってほしい。