私の胸には、メラメラが潜んでる。
あなたの胸の中にも、メラメラが潜んでる。
元ある胸のキラキラが、いつの日か熱を産み、守られ燃えて、灼熱になる。
灼熱は、時に鎮火しては、また燃えるのかもしれない。
それとも、鎮火していたのに急に燃え出すかもしれない。
それは決して、有毒ガスを出すようなものじゃない。
決して、その胸の熱さは嘘じゃない、未来への毒でも無い。
自分で勝手に諦めて、水をかけてしまうことが、一番の有毒ガスになる。人生一番の後悔になる。
その前に、自分自身で後悔しないように荒波に揉まれ航海してみるのもまたいいもんだと。
そう、自分に言い聞かせて落ち着かせる。
大地を踏み締めて、願うは平穏。
覗き、水面に映るは色褪せる虚像。
隠れ、佩刀を罰するは偶像崇拝。
斜に、刃を構えるは残像像。
地に、舞うは一面の勿忘草。
大地を蹴りあげて、願えば刺激。
私、幼い頃は誰とでも仲良くなれると思ってた。
容姿だって、声だって、性格だって、ありのまま見せて、
幼い頃は誰でも好きになれると思ってた。
私、大きくなりました。
社会に揉まれて、誰とでも仲良くするどころか、人間不信に陥り、言葉に気をつけて話すようになりました。
容姿だって、声だって、性格だって、偽って魅せて、
大人になれば煌めかしい日々が来ると信じていた。
落ち込んでるだけじゃなくて、幸せを探してみたら?
人と話すのが怖いとかいう前に、話してみたら?
上手くいかないとか言うなら、改善策考えてみたら?
先人の偉人たちも似たような言葉を残してきてるんだから、できない事では無いんじゃないの?
辛いなら、とことん落ち込んでしまえば?上がるだけだし。
楽しいなら、楽しめば?いつ終わるか分からないし。
そうやって、日に日に移りゆく人の心は、どう頑張っても救えないもので。
自分一人、言い聞かせるのが精一杯で。
でも正直、自分の言い聞かせにもそんなに効果は期待していない。
こうして、気持ちが綴るだけで軽くなるものもあるの。
辱められたのか雲に覆い隠れた太陽は、涙を流す。
あの暑くていけ好かない太陽だって、涙を流すもの。
それは、私たちもおなじ。
みんな、普段は弱い部分を見せないで上手く隠して生きている。それが辛いと知っても。
皆は無理をしすぎて、自分の痛みに気づくのが遅くなっている。既に遅し、機能不全ダウナー気味。
みんな、乾いた土を潤してくれる雨を欲しがっている。
芽が出ないと、生きにくいと嘆いている。
大丈夫、雨はいつか降る。乾いた土もいずれ湿る。
覆い隠れる太陽もいつか顔を出す。
今、眠る強い芽はいつか綺麗な花を咲かす。
傘なんていらない。