10/24/2022, 11:26:49 AM
数年経ったのに
あの時の自分の言葉が、時々脳内を乱反射する
「行かないで」
何度唱えても、彼女の足を止める事は出来なかった
むしろ、速度は速まるばかり
同時に、身体は震え、息を乱す音すら聞こえる
それに気づいた瞬間、怖くなった
彼女の顔を見る勇気が、自信がなくなった
僕は卑怯者だ、呼び止めておきながら
それを受け止める覚悟がなかった
あの時、それでも呼び止めていたら…
金木犀を眺める、最後に一緒に眺めた花
香りが、陶酔を呼び込む
10/23/2022, 10:21:31 AM
私は毎日、空を見ている
あの人の顔も見えなければ、声も届かないけれど
こうやって、視線を向けていれば
私と同じ様に、誰かを待っている人と
視線だけで通じ合える気がするから
今日は、どこまでも続く青い空
海になれ、風よ吹け
私達を、大切な人の元へ連れていって
10/21/2022, 10:49:36 AM
題 声が枯れるまで
ウクライナ侵攻やめろー!
値上げ反対ー!
ペットボトルは潰して捨てろー!
猫は可愛いー!
…ふぅ
10/20/2022, 10:17:34 AM
「雨とは限らない、晴れかもしれない
曇りかもしれないし、雪かもしれない
何かを始めるのに、天気は重要な要素だ」
彼の話の始まりは、いつもこんな高説から始まる
終わった途端、弾切れの銃のように静かになる
私が話しをても、目を合わせず、生返事
この人、ムリかも
私が人を嫌いになる時の始まりはいつも
人の話を聞かないひと、自分の話しかしない人
10/19/2022, 10:14:46 AM
いつもの通勤路で
いつもの警備員さんが
いつものように
「おはようございます!ご苦労さまです!」
と挨拶してくれる。すれ違いの、しかも朝だけの
数秒のコミュニケーション
自然と、歩く足に力が入る
今日も一日、頑張れると信じられる