もうこの世は疲れた。
早く、力尽きて寝入るように死わりたい。
そういえばこれまでの人生で一番強烈に印象深く脳裏に遺る私を侮辱した中学二年生の時のクラスメート … 永井眞仁は … 顔も中国人風のかなりの二枚目だったし苗字も帰化人好みで下の名前はパパママヤクザが付けそうな名前だよなぁ。
コイツ↑は多分過去生で俺に討ち首だの家族皆殺しだのなんかされてるんだろうな。コイツ↑を初めて視た時からめちゃくちゃかっこいいと思ったけど初めて投げられた言葉が〝 おまえキライ。〟だったからね。
コイツ↑の話はもういいとして … シラジラしい奴ばっかなんでこの世は … 友達作らずに女とラブホばっかだったよ。すこし喋るといつの間にか勝手にしゃぶられてばっかで。
うそだよ。 なぁ〜んてすこし本当だけど。
過去生は凶悪人だったろうけど前世は太宰だったんだよ多分俺は。
あ っ そ 。
初めて女を知った時そんな感じだったしあっという間に飽きたしね。
はなくそほじくりながらSNSに愚痴ポエム晒して宇多田ヒカル、三谷幸喜、見城徹に盗作されてタクの客と喋れば脚本家オファーに演出家オファー。出来ねえっての基本ぱぁ〜ぷりんなんだから。
この世は疲れた。向いてなかったんだよな、人間もこの世も。間違って生まれてきたんだよ。
無いのは、才能だけじゃねえよ。
なんにももってねえよ。
執筆は時の流れをを裂いて誰一人として許してもらえない私の内側の様々を許して … そして溶解してくれるんだよね … … … 。そうして … 死の花が咲きそうになるんだけど … … … 本性が面倒臭がり屋なおかげで … つぼみのまんまいびきかいて今夜も寝入ってくれそうだよ。いつからこんがらがってしまったのかなんて事すら考えなくなって … 同世代の如何にもいいオヤジになってるシラガに老眼鏡の善輩あたりを思い浮かべてみたりして …
〝 大した仕事してねえが20年前なら10年間年収400万、そこから10年600万、ここ3年800万 … 日に5時間未満睡眠で爪で岩にしがみつく思いで家族食わして来たんだ。だらしねえけどさ、俺もあんた同様 … がんばって来たんだ … つか未だにがんばってんだ … あんたと一緒だよ … 。〟
あんたもさ、いや皆んなさ … 死ぬ自由も泣く自由も逃げ出す自由も無いまんま、ダラダラ必死に働き続けてんだよな。
はははははは。
〝 晩年かしら ... 〟
掌を手鏡を覗くような仕草をする人は死が近いってのをGoogleか何かで5,6年前に初めて目にした時は〝 へぇ ... そうなんだ ... ハハ ... なんかフシギ ... 。〟そんな風に思い乍らね ...もうその時50歳で疾うに期待感ていうのかしら ... 世の中にも自分にも無かったからいつでもいいよって気は整ってたんだけど ... 仕事が車の運転で頻繁な乱視が始まってね ... 視界を戻す為に偶々発見した〝 掌の皺を見つめるとブレが治る ... 〟乱視が始まるとこれをするんだけど ...〝 ああ、ぼちぼちかしら。〟そんな事に気付いたりした。遺す嫁とね ... 結婚前のふたりの娘にね ... まあ生きて老いても迷惑っちゃ迷惑なんだけど .... 。しかし ... なにもしてやれなかったなぁ ... 。
いつまでもやまない雨に打たれてるみたいに頭にところどころ白い線が覗いてきてる。最近はあまり鏡見ないようにしてるんだけどね。なさけねえ男だからさ。髪切りにすら行けねえくらい休みになると酒浸りでさ。車運転できないとかじゃなくて髪切ってもらってる間に酒飲みたくなっちゃうレベルなんだわ。5年も前なら酒飲む時間と珈琲啜り乍らこんな風に文章っていうか言葉垂らして遊んで気晴らしする時と分け隔ててたんだけどね。ウイスキーを原液の侭飲む愉しさを覚えちまってからだよ。なんか何もかもが駄目になってきたのは。ああ仕事のタクシーの売上だけは良くなったよ。3年前まで600万だったのが800万になったからね。ああ年収ね。まあ喜んでるのは女房ばっかだけどね。俺は言われたくない事を言われないで済むってのは有難いってのはあるけど。でも俺は表現者になりたかったんであってタクシードライバーになりたかったわけでも適当に安定した暮らしに辿り着きたかったわけでもなかったから。ぼんやりする為に自分の中身をスパークさせて空っぽにになれる小説家とか作詞家とか作曲家とかになりたかったのが本当だったから。だけどそんなに甘くなかったし何より俺自身がいつまで経ってもそういう意味での次元での本当の本気にはとうとうなれなかったからね。気が付いたらタクが板に付いて欠伸ばっかしてるの隠す為にコロナ終ってもマスク外さずに目くそ鼻くそほじくりながら業界内ではそこそこトップクラス維持してそっちで寄っ掛かってぼんやりはできてるけど。ああ。はあ。ああもう3時間で出勤準備か。しゃあないから寝るか。
仮に ... だけど ... 誰とどのような巡り合いが有ったとしても ... ああ、異性との出会いの話ね ... 色とか香りとかそういうのはもう近寄りたくないな。決して気分が悪くなるものでもないし有り体に癒されるところもあるんだろうけど ... そういうの ... まあ自分の年齢や抑も伴侶があるんだし当然なんだけど ... 女房にも触れさえしなくなったしね。でもね ... 女房と出会って凡25年経って ... 今迄で今が一番女房の事、それも深く深く愛してる気がしてるんだ。その事に女房は殆ど同調したりってのはないけどね。ま若い男女じゃないし当たり前なんだけど。真夜中すこしぬるい珈琲飲みながらひとり ...〝 こんな感じ ... こういう味 ... 〟そんな風に一人合点したりして。
私達夫婦の子供は二人娘なんだけど上の娘がね ... いい意味でも悪い意味でも恋多き女でね ... 今24歳なんだけどね ... まるで空飛ぶベッドで夜空の無数の星が散りばめられてる中を夢見ながらいびき立てながら飛び回ってるみたいに生きてるんだよ。偶に目覚めては取り囲む星達にワクワクするみたいな表情したりして気分良くなってまた寝入っての繰り返しみたいな。
下の娘も19歳だけど上の娘同様マスクの整ったまあそれでいてイヤミともならないイケメン彼氏と充実した日々を送ってるよ。
みんな最後まで、大過なくほんのりとしたやさしさの香る素敵な夢を見ながら眠るようにそして気が付いたら忘れの丘にたどり着いていたみたい卒えてほしい。
真夜中、そんな事想ったよ。