カフィーチェ

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2/20/2025, 10:03:05 AM

広い背中を見つめる。

おかげで黒板は見えないけど。


席替えで後ろの席になった。喋ることも余り無く、関わりと言えばプリントを後ろに回す時だけ。


好きだから、慎ましく、密かに。

2/17/2025, 12:19:24 PM

唯一つにして、君の翼は何言にも負けぬ輝きを保っている。

2/16/2025, 10:46:24 AM

_時間よ止まれ


「昔、そうね。小学校も卒業していない頃かしら。
 免許取り立ての兄が、キラキラとした目をこちらに向けて‘海に行こう’っと言ってきたの。それも、玄関でね。ランドセルもまだ置いてなかったから、私は困惑したわ。まぁ、何となく言いくるめられて。バイクの後ろに乗ったわ。兄の匂いがして、心地よかった。危なっかしい運転だったけど、危機感より楽しいって感情のほうが上回った。振動がゆっくり収まって、兄が言ったの‘綺麗だなぁ’って。確かに綺麗だった。水平線がキラキラしててユラユラしてて。でも、あの時の兄の顔のほうがよっぽど綺麗だった。」

2/15/2025, 10:42:07 AM

_君の声がする



歩くと、波紋が広がる。地面は私を映し覗いていた。
辺りはだだっ広く、水平線まで何も無い。水平線先になにかあったとしても、ここからは分からない。

嗚呼、誰という人々が孤独を望むのだろう。私はそう考えていた。五億年なんちゃらみたいなボタンがあったのを思い出す。今、まさにそれだ。

耳の奥には、最期に聴こえた君の声がこだましている。鈴が転がる様な綺麗な声。聴いたことのあるようで、どこから不透明な声。

君の声が聴きたい。

2/14/2025, 10:06:45 AM

雨の匂いはまだ慣れん。

黒いネクタイが首を絞め。


墓に花を



「ありがとう」

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