_君の声がする歩くと、波紋が広がる。地面は私を映し覗いていた。辺りはだだっ広く、水平線まで何も無い。水平線先になにかあったとしても、ここからは分からない。嗚呼、誰という人々が孤独を望むのだろう。私はそう考えていた。五億年なんちゃらみたいなボタンがあったのを思い出す。今、まさにそれだ。耳の奥には、最期に聴こえた君の声がこだましている。鈴が転がる様な綺麗な声。聴いたことのあるようで、どこから不透明な声。君の声が聴きたい。
2/15/2025, 10:42:07 AM