冬山210

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3/14/2025, 11:31:27 AM

『君を探して』

君を探してくれる人なんてもう何処にもいないんだよ。
君がここからいなくなっても、
君の命が終わりを告げても、
もう誰も君のことを探してはくれない。

可哀想だね。
ね、僕もなんだ。
僕のことももう、誰も探してはくれない。
僕が何処にいたっていなくたって、
この世界には何の影響も及ぼさない。
それってとっても幽かだ。

取引しないか?
いつか君がいなくなった時は、僕が君を探してあげる。
君が何処にいたっていなくたって、
きっと君のことを見つけてみせるよ。
君の命が終わりを告げてもきっと、探してあげる。

だからどうか、どうか君は僕を探して。
他の誰もが見向きもしない僕を
どうか君だけは見つけてくれ。
お願いだよ。

3/12/2025, 2:51:54 AM

『星』

ずうっと昔の光を今
ねぇ あなたと二人見つめている
あの子は変わらずあの場で光っているのかな?
今日も
すうっと私の瞳を今
ねぇ 透いて通っていった光
嗚呼 願わくは永遠ならいいのにな
まだ消えないでそこにいてステラ

2/28/2025, 11:59:03 AM

『あの日の温もり』

初めて行った握手会。
大きくて温かかった貴方の両手。
あの温もりを忘れはしない。


大好きだった貴方達についていけなくなり、
推すのをやめて7年以上は経つでしょうか。
貴方達はとても大きくなりましたね。
ファンも増えてテレビに出る機会も増えた。

元気なら良いです。
昔、私は貴方達に幸せにしてもらったから、
今の貴方達が幸せでいてくれると嬉しい。
それは本心。

不倫とか活動休止とか色々あって、
正直推してなくて良かったって思ったよ。
今更何とも思わないしどうでも良いんだけど、
でもあの日のことは美化して覚えていても良いかな。


照明の光が強くて暑かったんだと言っていた。
だから手がめちゃくちゃ温かくなってたんだって。
じんわりとした熱に包まれて泣いた。
この人は実在するんだと知った。

貴方がどんなに最低な人だったとしても、
あの日の私にとってあの日の貴方は王子様だった。

2/3/2025, 7:13:53 PM

『やさしくしないで』

あなたがとても優しい人であることは知っているわ。
その優しさに救われることもあるの。本当よ。

でもね、
その優しさに苦しめられることもあるんだって、
分かってほしい。

あなたが私に優しくする度、
私はとっても惨めになる。不安になる。怖くなる。
そうしていつかはあなたのことを嫌いになる。

私だってあなたのこと、嫌いになんかなりたくないわ。
だから優しくしないでほしい。
その優しさに報いることができないから。
見合うだけの何かを返せないから。
私はあなたに優しくはできないから。

何も返さなくて良いだなんて言わないでね。
只より高いものはないのよ。

1/27/2025, 4:15:47 PM

『小さな勇気』

小さな勇気の結末が何も生まなかった時、
「やらなければ良かった!」と
悔いて恥じて首を括りたくもなるものだけど。

そのような妄想がどうにか私をこの世に留まらせる。
妄想の私が首を括ってくれるおかげで、
現実の私は首を括らずに済んでいる。

あーるあいぴー お墓を建てよう。
私の代わりに命を絶った、私のお墓を私の中に。

だからどうかそれ以上引きずらないで。
能天気に笑ってられるようにして欲しい。
いつだって首は吊れるから、
早く馬鹿笑いできると良いね。

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