言の葉 音の羽

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10/30/2023, 2:38:05 PM

最近、懐かしく思うことが増えた気がするの。
自分の成長を実感するたびに、昔を懐かしく思うし、遠くに思う。
昔の自分は本当にもう遠く後ろにいると思う。
自分は変わったんだ。あの日に。
ほんの少しの勇気と大きい行動で。
留学がしたくてここに来た。
歌がやりたくてここに来た。
あなたに会いたくてここに来たんだ。
昔の自分は周りの人を失うことに臆病で、怖がって…なんにもできなかった。ただ現状を維持するのに手一杯で、進めることなんてできなかった。
だから、大きくなれなかった。小さくなってた。
今思うと、昔の自分って馬鹿でただの役立たずだ。もしかしたら、本当はそんなことなかったのかもしれない。自分に秘められた、今の自分を作っている本当の自分なんて知らなかった。
でも、昔の自分がいたから、変われた。強くなれた。本当の自分を見つけられた気がするの。
今は周りの人を失うことに怖さなんて感じない。
ただあなたを、あなただけを失うことに恐怖を覚える。
あなたは昔の自分を変えるきっかけをくれた。
あなたは本当の自分を引っ張り出してくれたの。
あなたがいなければ、なんにもできなくなる気がしてしまう。
でも、今に縋りついてたらだめだよね。
2年後、今を懐かしく思えてたら、それで最高。
そしたら、私は今に縋りついてないってことだ。
あなたがここにいなくなっても……、
なんにも怖くないよ。今なら、これからは何処かに、何処までも飛んでいける気がするの。
そして、また会えたら、昔のことを語り合って、「うわ、懐かしい〜!」とか言いあってみたい。
いつか、今ある日々を懐かしいことに出来ますように。

10/29/2023, 12:56:03 PM

もう一つの物語か……
私は生まれ変わりの世界を想像するなあ……

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
2☓☓☓年。
私は今日から高校生だ。
天気は快晴。桜の花びらがいい感じに舞っている。「きれ~い」と思わず声が出る程だ。
「今日から高校生」ってことは、今日は入学式。初めてみんなに会うからめっちゃ緊張する〜!
正門をくぐって、階段上って……、着いた!ここが私の教室かあ。えっと、、私の席は、あった!真ん中かぁ。普通だなあ。私が来たのは5番目。みんな結構来るの遅めなんだなあ…。
ここが私の席!窓側の方が好きなんだけど!
しばらくすると、大半の新入生が来た。
へえ〜、うちのクラスってこんな感じなのかあ。まだみんな人見知りって感じだけど、にぎやかになりそうだ。
その日は入学式だけですぐに帰った。
翌日。
「おはよう〜!」
声をかけられた。私はとっさに「お、おはよ!」と返した。対応の速さに驚いた。
今日はレクリエーションをした。自己紹介したり、雑談したり、結構なクラスメイトと友だちになれた。
休み時間。
私は自席で暇を持て余していた。
ん〜…10分かぁ。席にいるかなあ。っていうか暇だなあ。あ、ちょっと歌でも歌うかなあ。
私は歌が好き!音楽が好き!
その休み時間に小声で歌を歌っていた。まあ、クラスはレクリエーションで盛り上がって仲良くなった子の会話でにぎやかになっていて、周りに私の歌声なんて聞こえなさそうだ。
あ~、歌って最高!
そんなことを思っていて、歌を歌っていたら、私の席の前の子が振り向いた。
ねえ、その歌、なんて歌?歌、上手いね!
その子に初めて話しかけられた。びっくりした。
え、?あ、えっとね、☓☓☓っていう歌だよ!
あ、知ってる!その歌、私も好きだよ!
その子を見た瞬間、私は涙が出そうになった。
あ、あ、あれ…?この子に会うのって初めてだよね…?どうして涙が出そうになるの?どうして泣きたくなるの?どうして私の心はこんなにも「哀しい」って感情を抱くのだろう?もしかして、、、?
とびっきりの笑顔で話しかけてくれた。その笑顔はあの人に似てる……。
私はね、☓☓☓っていうの!仲良くしてね!
うん!!私は☓☓☓だよ!よろしくね!
私も最高の笑顔で話した。涙が溢れないようにするのに精一杯だったけど、楽しかった。
私はこの瞬間に確信した。
あなたが最高の友達だと―。

前世では先輩と後輩という関係だった。
今は友達という関係。

今の私には前世の記憶はない。そもそも前世があったことを知らない。
だから、前にあなたに会ったことはある気がするけど、それが本当か嘘かはわからない。

10/28/2023, 11:12:56 AM

ねぇねぇ
寝ているときに夢ってみる?
実は人間は毎日夢を見ているんだって。
でも、大半は覚えていなかったり、起きた瞬間に忘れるよね。
うちは見た夢は覚えていることが多い。割と悪い夢は見ない方なんだ。最近は忙しいからか夢なんて見ないんだよなあ。
あ、でも最近1つ夢を見たの。
それは不思議な夢だった。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
夢の中。
私は暗闇に包まれた空間に1人ぽつんと立っていた。目に映るものは黒、黒、黒。本当になんにも無い場所だった。でも、怖かったんだ。なんでかなあ。暗いから?ん〜、間違ってはないけど違う。
1人だったから…かなぁ。そこには誰かがいた気がしたんだ。
抜け出す道なんて見えなかったし、そもそも抜け出し方がわからなかった。
1人で暗闇の世界を歩き回っていた。そんなときに光がみえた。誰かいる。1人ぼっちじゃなかったんだ。そこにいたのは、先輩。私の憧れの人。「なんであなたが、先輩がこんなとこに……?」声が出なかった。ただ涙が溢れて止まらなかった。涙が溢れて、こぼれる。そんな私に先輩は微笑みかけてくれた。そして、私の手を取って、私を導いてくれた。光が溢れ出すドアの向こう側へ―。


はっと目が覚めた。もう朝。アラームが鳴っていた。いつも通りの布団、部屋、朝。そうだ、今日は学校だ。
目を覚ましたとき、私の瞳からはひと粒の涙が…。頬をつたっていく。
夢を見て泣くなんて。人生で初めてだ。
あ、準備しなきゃ。学校があるもん。あ!今日も先輩に会えるなあ〜。
私は朝の支度をして部屋を出た。


私は暗闇の中であなたに会った。
今思えば、夢のなかでも必死にあなたをさがしていた気がするの。
あなたは光。私を照らす。
夢のなかでも、暗闇の世界に閉じ込められていた私を助けてくれた。

10/27/2023, 12:03:31 PM

あなたがいっつも手にしている飲み物は、、、
そう、紅茶。

私は紅茶が好き。う~~ん、ちょっと苦いけど、口当たりとか、味も好きだし、何より香りだよね!
私は鼻がいい方で、匂いにはうるさいの。人の匂いで、香水とかつけている人と電車で一緒になると酔っちゃうときがあるんだよなあ。もちろん、好きな匂いだったら話は別なんだけど。
紅茶の香りって、私にとっては色んなことを想像させるんだよね。なんか紅茶って、ヨーロッパとかをイメージしない?あとは憧れの洋風のお部屋!いつかは住んでみたいなあ!
でも、最近私が「紅茶」って言って思い出すのはやっぱりあの人。いっつも手に提げている飲み物は紅茶。無糖の紅茶が好きだよね。無糖の紅茶って独特というか、あの紅茶の苦みの匂いがするんだ。でも今のあなたの象徴だよね。
実は、私はあれが苦手で…。でもいつか飲めるようになりたい。私も紅茶は好きだから…。無糖でもなんでも紅茶は飲めるようにしたいなあ。

あ、そんなことを思ってたら、どこからか無糖の紅茶の香りが…。あなたは今私の近くにいるのかな?
じゃあ、そろそろ行かないと。その香りをたどれば、あなたに会える気がするの。あなたに追いつける気がするの。

その紅茶の香りがあなたに会うための道しるべ。

10/26/2023, 11:58:55 AM

「愛言葉」ってもらったことある?
うちはないなあ。1年の恋愛経験はあるけど、「愛言葉」だなんてそんなものもらったことないんだよなあ。

でも、最近はよくもらってると思う。いや、与えられてるっていう風に信じたい……。

うちは、最近ずーっと悩んでるんだ。クラスメイトと「価値観が合わない」ってことに。
うちは努力してる。じゃなきゃ、なんにも出来ないからね…。でも、周りはうちの努力を妨害している。そんな気はないぐらいわかってるけど、私にとっては妨害なんだよなあ。
そんな話をつい最近先輩に相談したんだ。そしたら、私の話を真剣に聞いてくれて…まずそれが嬉しくて、そこに感動しちゃった。
その相談に対して、言ってくれた言葉ひとつひとつが嬉しかった…。先輩がすごく共感してくれてる感じがして…。話してて楽しかった!

私にとっては…先輩が私に言っていた言葉ひとつひとつが「愛言葉」。
そこに愛が無かったとしても、私にとっては永遠の「愛言葉」なんだよなあ。
一生大事にしたい。忘れたくない。

先輩の放つ言葉が私の「愛言葉」。

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