窓から見える景色_____
窓から見えたのは、雲ひとつない晴天。
ではなく、ムラのある曇天。
黒くて、暗くて、重い。
そんな私は雨女。
心にまでそのどんよりが染み付いてる。
いやだなぁ、全く。
< my >
秋恋_____
あの日私はあなたの人間性に憧れた。
惚れた、とも言えるかもしれないけれど、憧れたが正しい。
大事な日の前日に冗談で話しかけたことが、現実になると思わなかった。
大事な本番が終わったあとに、
「昨日言ってたやつ、一緒に食べよ」
なんて明るく言うものだから。
かっこいいな、かわいいな、素敵だなって。
夢に思ってたことが現実になる、正夢ってこういうことなのかもしれない。
またあの日に戻りたいな。
< yu、i、wa>
大事にしたい_____
進路、将来。
高く厚い壁が私を押しつぶす。
やりたいこと、やってみたいこと、興味があること、今までやってきたこと。
それがあまりない。
だから今後の道をどう選んだら良いか分からない。
当たり障りのない選択をすれば、志望理由とかが薄くなるだけだし。
やりたいと直感で感じたことはやってみるようにはしているけれど、続かなかったらどうしようとか。
飽き性な自分にうんざりする感じ。
あーあ、どうしよ。
周りは決まっていく中で、ひとりになっていくんだろうね。
笑えてきちゃう。
このくらいが私にはちょうどいいんだろうけど。
< my >
太陽_____
私の世界に太陽なんて存在しなかった。
私の心に太陽なんて考え方がなかった。
ずっとずっと、暗いまま。
月もなかなか見えなくって。
淋しいな。って、思うことも時にはある。
けれど、自分はこれ以上の感情を持ってしまったら壊れるって、何かで感じ取ったから。
私の私についての感覚は狂いなんてないから。
過去、私の心を照らした存在はひとつあった。
けれどもすぐに姿を消した。
一瞬にして目の前からいなくなった。
あーあ。またひとりぼっち。
誰も居ない世界で、何も無い感情で、ぐっと重力にだけ引かれる感覚が大きくなる。
私の極夜の心には陽が昇らない。
私の白昼夢はふわりと、どろりと、続いていく。
ねぇ、私の世界を君たちのエゴで穢さないで。
< my >
あじさい_____
あじさいが土の成分で色を変えるように、
私もあなたの気分で色を変える。
あなたに心地よいと思ってもらいたくて、頑張ってたんだ。
気づいてるかは分からないけど。
< my >