Sakura - i r o

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5/2/2025, 11:10:10 PM

sweet memories _____



電車と先輩と。





高校時代のある年のゴールデンウィークのお話。



世の中の多くの人が連休も半ばだというのに。


今日も私は部活。


しんどいなぁ、なんて考えていつも通り電車に乗った。


当駅始発の電車に乗りこんで、溜まった連絡を返しながら発車を待つ。


すると おはよう なんて聞き覚えのあるトーンで声を掛けられた。


スマホから目を離し顔を上げると、大好きな先輩がいた。


喉の調子が悪いながらもなんとか声を絞り出し、返答する。


そのまま空いていた私の隣の席に座った。


私は先輩にとってはただの後輩。


わかってる。


話しかけるとニコッと

4/16/2025, 8:22:58 AM

春恋_____



淡くて甘いかおりが広がる季節。



新鮮だからこそ、どきどき、わくわく、そわそわ。



何が理由でうるさいのか。


左胸が落ち着かない。



まあ、季節を言い訳に話せるならなんでもいいのかも。





4/7/2025, 1:03:43 PM

フラワー_____




なにをいまさら。



華々しい季節に、廃れた私は似合わない。



きっと華のある人間に埋もれるだけ。



新たな環境だって、そんな人間が居場所を勝ち取っていく。



また1から築いていかないと。




今年は華が咲きますように。

3/22/2025, 3:49:15 PM

bye bye … ___



甘い桜餅に少し酸っぱい桜の葉。


甘かった恋路に少し酸っぱい春の新芽。


甘くも苦い思い出の瓶に栓をして、


また新たな栓を開ける。



溢れて止まらない感情を、


受け止められる器は持ち合わせていない。




まぁ、そんなんでもなんとかなるか。




特に何も考えることなく、


踏み出すことが楽しめる秘訣。





とか、言い聞かせてやってみる。

10/23/2024, 3:51:03 PM

どこまでも続く青い空_____



君は私のことを知らない。

私は君のことが好きだけれど。

仕方ないことなんだって、わかってる。

君の視野にはどう足掻いても入らないんだ。

でも、好き。

好きだよ。

きっと君は今までしんどかったんだよね。

それでも私みたいな人のために頑張ってくれたんだ。

そう考えるだけで私は嬉しいよ。

もっと感謝しなきゃいけないね。

見えるところだけを見て楽しんでいる訳にはいかない。

ここまで共に歩んできたからには。

その気持ちこそ一方的なものなのかもしれないけれど。

見えないところを見ることなんてできないし、きっと君にも見せたくない部分はあるんだよね。

そんなところも含めて愛したい。

でも、未熟で半端な私にはそれが出来なかった。

貫き通せなかった。

ごめんね。

私よりも君のことを好きでいてくれる人をもっと近くで感じてね。

そうすればみんな笑顔になるから。

私は大丈夫、時間が経てば落ち着ける。

気にしないで全力で走り抜けてね。

私は平気。



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