春恋_____
淡くて甘いかおりが広がる季節。
新鮮だからこそ、どきどき、わくわく、そわそわ。
何が理由でうるさいのか。
左胸が落ち着かない。
まあ、季節を言い訳に話せるならなんでもいいのかも。
フラワー_____
なにをいまさら。
華々しい季節に、廃れた私は似合わない。
きっと華のある人間に埋もれるだけ。
新たな環境だって、そんな人間が居場所を勝ち取っていく。
また1から築いていかないと。
今年は華が咲きますように。
bye bye … ___
甘い桜餅に少し酸っぱい桜の葉。
甘かった恋路に少し酸っぱい春の新芽。
甘くも苦い思い出の瓶に栓をして、
また新たな栓を開ける。
溢れて止まらない感情を、
受け止められる器は持ち合わせていない。
まぁ、そんなんでもなんとかなるか。
特に何も考えることなく、
踏み出すことが楽しめる秘訣。
とか、言い聞かせてやってみる。
どこまでも続く青い空_____
君は私のことを知らない。
私は君のことが好きだけれど。
仕方ないことなんだって、わかってる。
君の視野にはどう足掻いても入らないんだ。
でも、好き。
好きだよ。
きっと君は今までしんどかったんだよね。
それでも私みたいな人のために頑張ってくれたんだ。
そう考えるだけで私は嬉しいよ。
もっと感謝しなきゃいけないね。
見えるところだけを見て楽しんでいる訳にはいかない。
ここまで共に歩んできたからには。
その気持ちこそ一方的なものなのかもしれないけれど。
見えないところを見ることなんてできないし、きっと君にも見せたくない部分はあるんだよね。
そんなところも含めて愛したい。
でも、未熟で半端な私にはそれが出来なかった。
貫き通せなかった。
ごめんね。
私よりも君のことを好きでいてくれる人をもっと近くで感じてね。
そうすればみんな笑顔になるから。
私は大丈夫、時間が経てば落ち着ける。
気にしないで全力で走り抜けてね。
私は平気。
< my >
巡り会えたら_____
奇跡の再会、なんて綺麗なものはきっと存在しない。
ただ暗闇の中を進むしかない自分には、そんなきらきらとした世界は見えなくて。
また会いたいな、とか。
いつしかあの人に会ってみたい、とか。
そりゃあ、思うこともあるよ。
でも叶うはずなんてなくて。
ただ夢見心地に浸るくらいならもっと現実的で生産的なことをしなきゃって思うし。
思えば思うほど出来なくなっちゃうから意味無いけど。
こんな姿で会うなんて、相手がどんな人だったとしても恥晒し。
ねぇ、だれかこんな私を許してくれる人はいないの?
ごめんね、求めすぎで。
< my >