🐥ぴよ丸🐥は、言葉でモザイク遊びをするのが好き。

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1/12/2023, 2:32:55 PM

お題【ずっとこのまま】2023.1.12

年末に義父が亡くなった。亡くなってはじめて、ずっとこのままなどありえないことを痛感した。ていうか。亡くなるまで、義父はずっとこのまま生きていてくれるものだと錯覚していた自分に気がつけなかった。
これからは仏壇のなかの位牌を、あたかもそこに義父の存在があるかのようにおもって暮らしていくことになるのだろう……ずっとこのまま。それこそ、ずっとこのままに。

12/30/2022, 12:46:12 PM

お題【1年間を振り返る】

とりあえずこのアプリに出会って、連続100日、無理矢理でもなにか書いて投稿し続けられたのが成果かな。
ほかのことについては……きかないでくれ、汗。ってことにしとくわ!

12/18/2022, 1:11:35 AM

お題【とりとめもない話】

子どもがまだ1歳のころだったかな、マシュマロみたいなお話をえんえんとしていた。いわゆる喃語というやつだ。完璧に日本語のリズムで、完璧な日本語のメロディで、ほやほやほやほやねー、ふよふよふよふよふにー、と聞き取り不能なおしゃべりをひたすらに続けていた。
あまりにも日本語日本語してたから、こっちもつい真剣に聞き取ろうとしてしまって、結局、「何いいゆうかわからんねー、はやく上手にしゃべれるようになったらいいねー」と困り顔でまじレスしていた。ばかだったなー。こーゆーときはこっちもてきとーに「うんうん、そうそう」とにこにこしてたらオッケーなだけだったのに。
あのころのとりとめもない話の内容はなんだったのか。ときおり「アンパン」という単語がさしはさまれていたから、やなせたかし系の食品が擬人化したヒーローもののお話だったんだろうとおもうけど。
いまでは、ちゃんとした日本語をしゃべれるようになっているのはいうまでもない。だけど、ログがー、微分がー、無限がー、と全く理解困難な話をとりとめもなく続ける存在に成長してしまってて、これはこれでまた、あいづちの打ちようがなくてこまってるんだなぁ。

12/17/2022, 4:59:31 AM

115【風邪】2022.12.17

お題のせいじゃないけど、今現在ばっちり風邪ひいて微熱出てる。夜中に寝汗かいてパジャマ着替えて、朝はくたー、となって今起きたところ。
子どものころはしょっちゅう風邪をひいていたので、そのたびにすりおろしたにんじんを絞ったジュースとか、おろしリンゴとか食わされてた。にんじんはそもそも不味いし、リンゴはゆっくり食べてたら変色するしで、風邪ひくたびにめちゃくちゃゆううつだった。
だけど、大人になったいま、つくづくおもう。風邪から体をまもってくれるのって、そーゆーおかーちゃんの知恵なんだよな、結局。さっそくダンナに、にんじんジュースを買ってきて、とLINEしたよ。
にんじんジュースはあいかわらず好きではないけど、オレンジママレードを足して飲むとわりと美味いし、治癒力も強化される、ってところが自分流。それと、紫系の野菜ジュースもかなり効く、ということも最近発見した。こんなふうに、おかーちゃんの知恵に自分の発見を足しつつ、自分の風邪には対処してる。
それにしても、うちの子どもはロクに風邪をひかないんだな。ありがたいことではあるんだけど、風邪対策の知恵の継承のしようがなくってだな。一人暮らしなんかしはじめたときに大丈夫なのか、ちょっぴり不安だったりするんだな。

12/14/2022, 3:22:26 PM

114【イルミネーション】2022.12.15

去年の冬も、街がイルミネーションで彩られることはなかった。今年の冬もまた、イルミネーションが街で瞬くことはない。暖房用の燃料に事欠くような冬が2年も続くことになるとは、誰が予想できただろう。
それもこれもあの狂ったヤツのせいだ。
私はそう決めつけずにはいられなかった。冷静に考えたら、我が国も国際社会もどこかで対処を誤っていて、そのせいで2年目に突入してしまった、と捉えるのが正しいのかもしれない。だが、そもそも最初にコトの引き金を引いたのはヤツだ。ヤツがコトをはじめさえしなければ、我々はこんな冬を2年も連続で耐え忍ぶようなハメにはならなかった。
さっきから、私は迷っている。ホンの出来心で検索していたはずだったが、ほんとうに、暗殺用の兵器の製造方法を記載したサイトに行き着いてしまった。そこには、3Dプリンター用のデータも掲載されていた。
3Dプリンターなら、我が家にもある。仕事でも趣味でも使い込んでいる。見れば見るほど、私なら作れる、という確信しかそこにはなかった。しかし、だ。このデータをダウンロードしたらもう後戻りはできなくなるだろうことは容易に予想がついた。
私の人差し指は、マウスのボタンの上で引き攣りながらダンスを踊っている。上がったり下がったり、それはそれはリズミカルに。
この引き金を引くか引かざるか?
マウスに掛る指は脱力したまま、いつまでもいつまでも堂々巡りのはずだった。

が。

すくなくとも、ヤツは引いた。ならば、私も……

寒々と薄暗いアパートの一室で、私の顔面ばかりがモニターの明かりに照らされている。カラフルな明滅もなく、ただただ青白く、浮かび上がっている。

外は、もうすでに雪だった。
今夜の天気予報は、猛烈な吹雪に注意せよ、であったはずだ。



… … …



いわずもがなだとおもうけど。
安心してください。小説ですよ!

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