かつて僕らは秘密を共有した。いや、貴女はきっと誰にも告げずに墓場まで持っていくつもりだったんだろうけど、
僕が気づいてしまった。
イレギュラーは僕だけだった。
そしてこの世界において、それは罪だった。
罪を犯したものは世界から排除される。
本来の役目を忘れ、からっぽの器を宛てがわれる。
僕は貴女が『知っていたぼく』じゃない。
ぼくの存在はぼくの罪によって永遠に消失されたから。
だからもうこれは僕だけの秘密なのだ。
(そこにぼくがいた唯一の証拠)
『二人だけの秘密』
確かに存在した物語に捧ぐ
作者の自我コーナー
とあるゲームの二次創作です。
繰り返し読まれた絵本の新たな物語でも忘れられた一ページに確かに存在した物語でも、貴女が1番好きです。
新作いつ出るんですかね。1年音沙汰がないので心配してます。
赤、青、黄色、緑、オレンジ、ピンク、紫。
とっても綺麗な色!
綺麗な色に綺麗な色を重ねたらもっと綺麗になるはず!
でもあれれ?重ねれば重ねるほどカラフルじゃなくなってく。
だんだんと色が暗くなって、君の目の色に近づいていく。
君はため息をついて、だから言っただろ?と言った。
『色は混ぜると明度が下がって黒くなるんだよ』
だったら綺麗になるのは間違いじゃないわね。
私の大好きな君の瞳の色だもの。世界で1番綺麗で素敵だわ。
そういうとモノクロのような白い肌に紅がついた。
『カラフル』
作者の自我コーナー
カラフルだから綺麗って訳じゃないです。
好きな物の色がいちばん綺麗に見えるよねって話。
作者は紫がいちばん綺麗だと思います。
気づけば周りが紫まみれ。
作者の自我コーナー
楽園というのは苦しみのない幸せな生活ができる所を指すらしいです。そんな所ありますかね?
どんなものでも与えられ続けたら飽きてきませんか?
刺激が欲しくなりません?当たり前に与えられるものになんて、ありがたみがないでしょう?それとも、新鮮に毎回幸せだと思えますか?
わたしは思えないと思います。退屈は嫌いです。
退屈は苦痛です。あれ?矛盾してますね。
よって、私は楽園なんて存在しないと考えます。
別に必要もないです。『幸せなんて小さなスプーンで掬えるくらいで充分なんだ』と思います。
引用元 AquaTimez『真夜中のオーケストラ』
彼はいつだって秋の匂いがする。
甘いキンモクセイの匂い。
春だって夏だって冬だって、彼の周りは年中秋だ。
だから彼がいる場所はすぐに分かる。
甘い匂いが風に乗ってやってくるから。
私の大好きな匂いがするから。
だから秋が嫌いだ。
彼がいなくても秋の匂いが風に乗ってやってくるから。
キンモクセイが嫌いだ。寂しくなるだけだから。
秋はいつだって君の残香がする。
作者の自我コーナー
キンモクセイのハンドクリームが好きです。だいたい期間限定なので常に探してます。校庭の匂いがするんですよね。
作者の自我コーナー番外編
多幸感なんて言ってはみるけど、やっぱり美味しいご飯を食べてる時が一番幸せだと思う。みんなで食べるもいいけど、
一人で噛み締めて味わうのも好きだ。
和食を食べているとどこぞの古本屋よろしく『日本人で良かったよ〜!!』と叫びたくなる。
そしてこうも思う。大口開けて食らいたいと。
胃が弱くなってしまったので実際バクバクとがっついてしまうとあとが大変なのだが、つい癖でスプーンに山盛り一杯のカレーを頬張ってしまうし、茶碗のご飯を掻き込んでしまう。
きっと美味しいと感じる食べ方があるのだと思う。ちまちまお上品に食べるより行儀が悪くても口いっぱいに頬張りたい。口の中を美味しさで満たしたい。いっぱいにした分、胃に入る量もいっぱいなのでかなり消化には影響があるが、それも厭わない。悦楽を文字通り味わいたいのだ。
たとえそれが刹那的だとしても。
『刹那的快楽主義者』
お目汚し失礼しました