よく小指に赤い糸をつけてるじゃないですか。
素敵ですよね。
なぜ薬指じゃないのだろう、指輪に見立てなくていいのかな、なんて思いましたけど薬指が恋人と繋がれた時糸で引っ張られると痛いじゃないですか。
指切りをする時も、小指と小指を絡ませて、まるで糸のように。
あんな細いもので縛られるなんて素敵なことですね。
ですが…私だったら小指じゃなくて
貴方の白くて細くて美しい
その首にぎゅっと絞めつけて
もう二度と離れないよう
指輪ではなく首輪のようにしてやりたいです。
え?どうしてそんなに怯えた顔をするんですか?
そんなことしませんよ。指切りでもします?
…あら、冷たくなっちゃいました。
件名:元気ですか?
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元気?調子はどうですか?
私はつい最近お腹がすきました。つい最近って言っても今です。ぐーってお腹の音が鳴っちゃって恥ずかしい限りです。
恋人のことについてですが、別れました。浮気ですって。ぽっとでの女に盗まれるなんて…しかもまさか自分が経験するなんて。心のどこかでもまだ他人事です。
最初のうちはなんで、なんでとられたとられたのなんでなんでゆるさないなんて思っていました。病院にも通いました。ですが今振り返ると何も感じません。
自分語りで申し訳ないですがメールって自分語りしかできませんね。すみません。
長々と書くようじゃ見る方も大変だと思うのでここらでやめておきましょう。
次は三回忌に会いましょう。
もう、何も届きません。
あの人への気持ちも
このメールも。
苦しくて、苦しくて、吐き気を催す。
心配されたくないけれど、君にだけは心配されたくて、よくわからない感情がぐるぐるする。
感情ごと、吐き出せたならどれほど良かったか。
その立場は、私だったのに…なんて、過去に縛られて今を見れていない。
どうしても、孤立感を感じてしまう。
朝、何も考えずにおはようって言えて
移動教室、迷いなくその人と移動して
昼、当たり前のようにご飯食べて
放課後、当然のようにばいばいを言える
そんな、親友を失ってしまって
私はなんて馬鹿なことをしたのだろう。
いつの間にか君は遠ざかって
気にかけている自分が馬鹿みたいで
私のことを気にかけてくれる友達もたくさんいる
それでも、満足できていなくて。
中途半端な友達でなんて在りたくないのに、優しさに甘えてしまう。
まあ、でもそんな友達にも親友がいて
その友達に、遠慮がちに言われた。
その友達も、私と同じ感情を抱いているらしい。
それが、私に対してじゃなければどれほど幸せだったか。
その子に非はない。寧ろ、話してくれてありがとうと思えた。
これ以上、私みたいに苦しんで欲しくないし、嫉妬の苦しさは私が一番知ってて、傷つけたくない。
嫉妬?そう、嫉妬だ。醜い嫉妬。
よく恋人同士でやる、嫉妬してくれてありがとう♡なんて甘いものはない。存在するのはドス黒いネバネバした執着の塊。
君を、縛りたくはないの。
もしも、君がまだ私を少なからず良く思ってくれているなら
もしも、君が私の願いを叶えてくれるならば
私のことを、忘却れてください。
そして、幸福せになってください。
友達なんて高望みはしないけれど
少なくとも、嫌わないでください。
ああ…もしも
もしも、君が男だったならば…
暗闇に生きてきた。
目が見えない人生、音だけを頼りに生活してた。
相手の表情はわからないけれど、私は音でわかる。
鈴を転がすような幼稚な音楽から、心震わすロックまで。
ドレミファソラシの音だけでも、いろんなアレンジを加えることで一つだけの音楽になる。
だから、聞かせて。
君だけのメロディを!
大きくぱっちりなおめめ
ふっくらな唇
ほんのり紅いほっぺた
セットされてる前髪
洗剤のいい匂いがする
上目遣いはお手の物。流行も逃さない。
男女ともにモテている
私は言うの
鏡
その子に向かって
「Ah…I love me…!」
私 ・・・・・
その子の欠点は、ちょっぴりナルシストなところ。