リチ

Open App
6/13/2025, 12:36:59 PM

暗闇に生きてきた。

目が見えない人生、音だけを頼りに生活してた。

相手の表情はわからないけれど、私は音でわかる。

鈴を転がすような幼稚な音楽から、心震わすロックまで。

ドレミファソラシの音だけでも、いろんなアレンジを加えることで一つだけの音楽になる。

だから、聞かせて。

君だけのメロディを!

6/12/2025, 12:30:29 PM

大きくぱっちりなおめめ

ふっくらな唇

ほんのり紅いほっぺた

セットされてる前髪

洗剤のいい匂いがする

上目遣いはお手の物。流行も逃さない。

男女ともにモテている

私は言うの


その子に向かって

「Ah…I love me…!」


私 ・・・・・
その子の欠点は、ちょっぴりナルシストなところ。

6/12/2025, 8:35:14 AM

私の声は届かない。

雨音で聞こえなくて、まるで私が消えたみたい。

もういっそ、消えてしまえたならば。

「──────」

「え?なに?聞こえない!」

ほら、雨音に包まれて私の声は届かないの。

本当に言いたいことも言えなくて、この雨の中傘も持たずにひとりきり。

私が消えるんじゃなくて、世界が消えてしまえばいいのに。

私が消えても、世界はただ回り続ける。

居なくなった、それだけ。

だけど世界が消えてしまえば?私一人の損失とは比べ物にもならない。

大規模なものと比べてしまってるからそう思えているだけど、私の価値はそのくらいって考えると悲しくて仕方がない。


いっそ、雨音に包まれて私も雨になれたら良かったのに。



傘、いれてほしかったな。

6/3/2025, 11:04:11 AM

「約束だよ」

なんて、ふざけるなよ。


DECO*27さん、毒占欲オマージュ




殺意と同時に湧く愛情。

これってほんとにおかしいこと?

身体を蝕むほどの憎悪が、毒のように回る。

くるしい、くるしい、くるしいぃぃ…

けど、それが心底心地よい。



君が欲しい、君が欲しい、けど、君はいらない。

君が大好き、君が大好き、けど、君は大っ嫌い。

あいしてる、あいしてる、けど、死んで欲しい。

矛盾がぐるぐる目まぐるしく回って息が詰まりそうだ。

そんなとき1人の商人が現れる。

「お金を払えば貴方の夢が叶います」

くだらないって思った。けど、藁にもすがる思いだった。

心のどこかでは感じていたのだろう。

君は僕のものにならないって。



気分がひどく高揚した。

君は僕のものになった。

ああ、そうだった。




払わなきゃいけないんだっけ?妄想税ってやつ







「そんな理想ばかり押し付けて、ばかみたい。」


なにかが切れる音がした。





「あの子のことすきなの?」

「うん。あの子は僕のいうこときいてくれるから。」

「あの子のことは嫌いなの?」

「うん。だって僕の言うこときいてくんない」

いつだって、理想ばかり押し付けて生きてきた。



君との幸せな夢なんてどこにも無くて

ただあることは、軽蔑してる君の顔だけで

僕はそんな君の顔が嫌いで

僕のこと嫌いな君は嫌いで

全部、全部、夢だったようで。


ただ、払った妄想税とやらはきちんとした紙幣のようで。

ざっと300万、僕の手から消えただけ。

ただ、それだけだったみたい。


汚い妄想を汚いお金で解決させた結果だった。



「約束は、契約書を介さないとな」

そう、思った瞬間だった。

6/3/2025, 10:00:18 AM

テストで悪い点をとったから?

友達とうまくいってないから?

一緒に帰る友達がいないから?


理由はわかってないけれど

傘をさしているのに何故頬に雫が垂れるのか

秘密を知ってるのは私だけでいいの

Next