5/23/2021, 11:17:24 AM
現実から目を逸らせないまま、私はここに縛られている。
まるで汚水を顔にぶちまけられたように、現実は無慈悲に私に襲いかかる。
現実は私を見て嗤う。
『現実』こそ、逃れられない呪縛。
5/22/2021, 11:51:34 AM
また今日も日が暮れる。
霞む視界に想いを馳せ、また強く願うのだろう。
昇る星は輝き、
小さな小さな粒であれ、美しかった。
分かりもしない明日には絶望する。
しかし、歩んでいくしかないのだと悟る。
そして、今日も日付を跨いだ。
5/22/2021, 1:33:52 AM
触れれば波紋が広がる。
波紋は遠くまで続き、やがて消え失せる。
水飛沫は冷ややかに舞う。
5/17/2021, 11:05:53 AM
「吐き出さないのね」
誰かがそっと囁いた。
「貴方はいつもそうよね、我慢している」
そんなの、どうだっていいでしょ。
自分の勝手だろ。
「そして貴方は、音に逃げるのね」
そう囁かれて、ハッとなる。
手元を見ると、自分の手は鍵盤のファに触れていた。
「真夜中の音は、騒音でしかないわよ?」
「……そんなの、」
俺は自然と口に出していた。
「俺の勝手じゃないか。騒音でもいいんだ。俺は、俺が奏でる音で誰かを癒したいんだ。何も知らないお前が言うな」
心に出た言葉をぽろぽろと吐き出した。
いつの間にか声は聞こえなくなっていたが、俺は最後にはっきり聞こえた。
──まだ、現実から逃げるのね。
──真夜中に逃亡していくのね。
と。
5/16/2021, 11:24:42 AM
そんなわけ、無いの。
楽ではあるけど、そうもいかないのが現実なのね。