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7/30/2023, 12:02:50 PM

吸い寄せるような青い瞳に一目惚れをした。

7/30/2023, 5:08:50 AM

嵐が来ようとも何かをやり遂げる、なんて強い意志は私には無い。
逃げて、逃げて、逃げた結果の今だから。
就職して働かなくちゃとは思うけど、それも上手くいくかわからない。
まぁいいや。
難しいことを考えるのはレポートを終えてからにしよう。

7/29/2023, 2:35:04 AM

君と駅で待ち合わせた18時。
初めての浴衣に袖を通した私は、君にメッセージを送る。
早く来ないかな。
スマホの着信音。
北口ついたよ、と。
辺りを見渡すが、君らしい人はいない。
電話がかかる。
「もしもし」
「今どこ?」
人の声で聞き取りにくくなった君の声。
「北口のあの、飾りあるところ」
「飾り?わかった。そこいてね」
優しい私を呼ぶ声。思わず緩んだ口角。
顔を上げると君がいた。
「久しぶり」
この前あったのは四月だっけ。
「うん、久しぶり」
自然に繋げるようになった手が、少し汗ばんでいる。
歩きだす君。
浴衣、好みじゃなかったかな?
なんて口に出せないまま歩く。
会場について、屋台を巡る。
蒸し暑い人混み。
「あと十分で花火始まるんだって」
「そっか」
穴場の神社には私達二人。
会った時よりも緊張した声で、君が名前を呼んだ。
「浴衣似合ってるよ」
「ほんと?」
顔を逸らして頷いた。
「ありがとう」
こっち向いてよ。
君の名前を呼ぶ。
振り向いた君にそっと唇を重ねた。

7/27/2023, 2:44:33 PM

夢を見た。
神様が空から舞い降りてきて、こう言った。
「お前は人を救う側の人間だ」と。
何言ってんだよ。俺は人なんて救えない。
力不足だ。幼馴染だって救えなかったくせに。
そう思いながら雲の上と見られる場所を歩いていく。
それに自分のことだってまだ、救えていない。
昔の自分。
それを考えていたら階段を踏み外した。
落ちる感覚がして目が覚める。
うるさい心臓をそのままにして額の汗をパジャマの襟元で拭う。
昔。
怒られて、馬鹿にされて、全てが嫌いだったあの頃。
思い出してしまった記憶は、なかなか頭の隅に行ってはくれない。
テーブルに置いたたばこに手を伸ばし、火をつける。
過去すら捨てきれてない俺が人なんて救えるかよ。
そんな思いを煙に乗せて吐き出した。

7/26/2023, 11:46:55 AM

誰かのためになるならば、
あの子たちのためになるのなら俺は命だって捨てる。
俺と関わった皆が少しでもいい人生を歩めるように。
いい人生、なんて俺のエゴでしか無いけれど。
それでも。
どんな結果になってもいい。
その結果、あの子たちの笑顔を見られなくなったとしても。
君が笑ってくれるならこんな命なんて捨ててやる。

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