道草

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9/17/2022, 12:30:25 AM

扉を開けて外に出ると
そこにはなぜか空があって
君の機嫌に僕は毎日
何かしら左右されている
晴れだとか雨だとか
ちょっと曇っているだとか
午後になると泣き出したけど
それがいつの間にか泣き止んでた
すっきりとした夜空を見て
よかったねと僕は思うんだ

9/14/2022, 11:48:30 PM

君からのおはようと僕からのおはよう
たった4文字に秘められているものは
君と僕にしか分からない
それなりの年月をかけて手に入れた
寂しい時の寂しげなおはよう
平穏な時の平穏なおはよう
時どきそれはごちゃごちゃになって
寂しい朝に平穏なおはようを言う
おはよう
小さく燃えながら生きてる

9/14/2022, 12:08:38 AM

静けさを通り越して何もない
受け入れることも拒むこともしない
怖いぐらい透明な空気の中に
自分の本当に欲しいものまで消えて
残された体の中を巡る微かな音だけが
聴こえてくる
想像もつかないほど世界は広く
びっくりするほど人は小さく
そのうちの一粒が僕なのだと
今さら気づいて
ここではないどこかへ
還らなければいけない気がした

夜明け前

9/11/2022, 12:12:45 AM

きれいな朝なんてあるのかな
一晩眠ればぜんぶ洗われて
染みひとつないTシャツに頭を突っんだ時みたいな
本当にいい匂いのする朝なんて
小さな子どもの頃にしか来なかった
あまりにも小さくて記憶すらないけれど
なぜだか今朝は
あの頃の朝に似てる気がするんだ

9/10/2022, 12:10:07 AM

僕にとっての世界の果てが
君の居る場所であるように
君にとっての世界の果てが
僕の居る場所なんだ
絡まり合う幾千もの細い道の先端に
僕らは暮らしてる
その君と時空を超えて
不意に繋がった時に
世界はひとつしかないことを
僕は本気で理解しなくてはいけない

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