『君と見た虹』
あの時見た虹は特別なものだった
みんなからしたら、ただの虹かもしれないけど
だって、君とみれたんだもの
君と見た最初で最後の虹
もう君と虹を見ることは出来ないんだよね
僕は君と見た虹を、君のことを忘れないよ
特別な思い出をくれてありがとう
『ひそかな想い』
私はキミが好きだ
キミは知らないと思うけど
キミだけじゃない
たぶん、みんな知らない
この恋はきっと実らないと思う
だって
私とキミは立場が違いすぎるもの
キミはきっと私の事なんて忘れていると思うから
いつか
キミと同じ景色を見れた時
私はキミにこの想いを伝えようと思う
その日まで
待っててくれると嬉しいな
『ありがとう』
聴いてくれて
触れてくれて
呼んでくれて
頼ってくれて
ありがとう
貴方がいるから
頑張れる
前を向ける
聴かせてくれて
触らせてくれて
呼ばせてくれて
頼らせてくれて
ありがとう
いつでも味方でいたいから
大事な人だから
これからも傍に居させて
『ココロ』
最近私に異常があるのではないかと思う。
ご主人様に話しかけられると、処理が一瞬止まる。
メインカメラがついご主人様を捉えてしまう。
ご主人様に触れられると、内部温度が上昇してしまう。
今も、処理が暴走しかけているし、メインカメラがご主人様を捉えて動かないし、内部温度が上昇している。
これは一体何だろう。
ご主人様に聞いたらわかるのだろうか。
『遠く...』
ボクが目を開けたら、倒れているみんなの輪の中で立っていた
「みんな...どうしたの?」
「なんで起きてくれないの?」
みんなの体を揺らしてみたが、反応がない
「目を覚ましてよ」
「誰がこんなことをしたの?」
顔を手で覆った時にべちょって何ががついた感覚があった
手をみてみると、真っ赤な血が両手びっしりについていた
「みんな遠くへ行っちゃった」
「ボクはこれからどうしたらいいの?」
「みんなを遠くに行かせた奴を見つけなきゃ」
後ろで微かに悲鳴が聞こえた
聞こえた方を振り返ると、まだ生きている人がいた
でも、こっちをみて震えながら後ずさりしている
「ここでなにがあったの?」
ボクはその人の方に歩こうとしたんだ
そしたら、石を投げてきたんだ
バケモノとか近寄るなって言われた
でも、足が勝手に動いちゃう...止めたいのに止められないんだ
その人の目の前にきた
ボクは話を聞きたかっただけなのに
手が勝手に動いて、近くに落ちていたガラスの破片でその人の首を切っちゃった
また真っ赤に染まる
みんなを遠くへ行かせてしまったのは、ボクだった
ボクも行きたいよ...遠く...遠く...