「記憶の海」
ぽちゃん
これは、楽しい思い出
ぼちゃ
これは、悲しい思い出
どぼん
これは...二度と経験したくないくらい苦しい思い出
ざぶん
ごぼごぼ...
記憶の海から発生した波に私は襲われた
苦しい
息ができない
助けて
見たくない記憶が海流とともに私を襲う
見せないで
見たくない
思い出したくない
なんでこのタイミングなの
私は記憶の海に溺れた
「好きになれない、嫌いになれない」
『今ひま? これから会えないかな?』
あなたからメッセージが届く
すぐに『ちょうど暇だったんだ。今すぐいくね』と返事を返す
あなたに呼ばれると、すぐ会いに行ってしまう
あなたに必要とされている気がして
自分でしかあなたは満たされないんだと思ってしまって
たとえ、都合のいい人だとしても...
自分のそういう所、好きになれない
あなたはいつも自分の都合も気にせずメッセージを送ってくる
仕事中でも
深夜でも
友達と遊んでいても
いつも今回は会わないでおこうと決めるのに
会った時のあなたの優しさ
自分にしか見せない顔
そしてキスされながら言われる甘い言葉
あなたのそういう所、嫌いになれない
そういう所を思い出してしまって
忘れられなくて
もう一度味わいたくて
今日もあなたに会いに行く
「遠くの声」
遠くから微かに声がする
なにか叫んでいる
…なんて言っているかわかんない
その声は段々大きくなる
なんて言っているかハッキリとしてきた
っ!…いやっ…
こないでっ!!
離してっ!!
いやぁぁぁ!!
「好きだよ」
好き
好きだよ
君のことが好き
かわいい寝顔も
すぐ拗ねるところも
たまに甘えてくるところも
毎日そんな君をみていたら
好きが溢れて
とまらなくなっちゃうよ
どう責任とってくれるの?
全部受け止めてね
「はじめまして」
おっ、目を覚ましたみたいたいだね!
おーい、僕のことみえてるー?
身体痛いところとかない?
よかったぁ...なかなか起きなくて、すんごい心配したんだからー!
ん?僕?
あっ、そっか
まだ自己紹介してなかったね
はじめまして!
僕はこの世界を終わらせるモノ
君はこの世界の運命を託されたんだ
さぁ、この世界の運命を賭けて
僕と君の戦いを始めようか