「8月、君に会いたい」
8月、楽しみにしていることがある
君に会うことだ
君とは年に一度、それも数日しか会えない
君に会うために、この1年頑張ったんだ
会った時どんな話を君にしようか、ずっと考えていたんだ
今年はどこに行こうか?
一緒になにをしようか?
いっぱい思い出を作りたいな
そんなことを考えながら
君の大好きなお菓子を持って
君が眠っている所へむかう
「飛べ」
飛べ
いつまで地面を這っている
お前の背中に生えている翼は飾りか?
なぜ翼を広げない?
飛べ
飛ぶことが怖いのか?
1回も挑戦していないのに?
挑戦せずに諦めてしまうのか?
飛べ
周りの視線が怖いのか?
そうやってビクビクして一生を終えるのか?
そんな人生楽しいか?
飛べ
翼を広げろ
諦めるな
周りの視線なんか気にするな
その翼で
お前だけの未来を掴み取れ
「special day」
今日は誰かにとってはいつもと変わらない日
でも
あなたにとっては特別な日
あなたはこの日を嫌いかもしれない
来るなって思っているかもしれない
この日を楽しみにしてる人もいるんだよ
一緒にお祝いしたいって
この日が来てくれてありがとうって
お誕生日おめでとう
自分のことを振り返ってみて
少しでも1年前からは成長しているはず
今日だけは自分のことを誇ってほしいな
これからの1年
素敵なことでいっぱいになりますように
「風鈴の音」
ちりんちりん
暑い夏を涼しくしてくれる音
ちりんちりん
蝉がなくことを止める夜によく聞こえる音
ちりんちりん
誰かを呼んでいるのかな
こっちにおいでって
ここは涼しいから休んでいきなよって
この音のなる方へ
顔が向いてしまうけれど
あっちへは行ってはいけない気がする
夏の夜の闇に取り込まれてしまって
二度と帰れなくなりそうだから
「心だけ、逃避行」
最初はさ
これで大人になれた、一人前になれたって浮かれていたんだ
唯一もらった内定で、ここに行くしかなかったけど
今まで必要とされなかった私にとって
初めて『あなたが必要だ』と言われた気がしたんだ
違った
私が思い描いていたものではなかった
でもやめると誰も必要としてくれないと思うから
どれだけいじめられても、大量の仕事を押し付けられようと耐えなきゃいけないんだ
苦しい時は
王子様を思い浮かべて、心だけでも連れ出してもらうの
王子様は私のことをいじめないし、『なにもしなくていいよ、きみが必要だ』と言ってくれる
あなたがいると、私はなんでもできる気がするの
ねぇ今日も連れ出して、王子様