今までずっと我慢してきた…
ねぇ、もういい?
僕は結構頑張った方じゃない?
ちゃんと言われたことも守ってたよ?
なのに、なんで君の方が守ってくれないの
ずっと一緒って言ったのは君なのに…
なんで僕より先に死んでしまうの…
もう、いいでしょう?
僕、君がいない中1年は頑張ったんだ。
でもね、
もう無理だよ…
これからは、ずっと一緒だよ
ひとつの通知
それは俺がずっと開けずにいる人だ
大好きな君にとって、それは残酷なことだって知ってるよ?
君が最後に大切な文字を残してくれたことも
でもね、これを開くのは俺じゃないんだ
いつか、いつかまた、開く時が来た時に開くから…
まだ、もうちょっとだけ待ってて
ごめん。
俺のLINEの通知は絶対に0にはならない
僕の目に映る君はいつもキラキラ輝いていて、太陽のような笑顔だった。
「ねぇねぇ、海行こうよ!」
「うん、いいよ」
君がキラキラした目で言うから僕は全部いいよって言っちゃうんだよなぁ
僕ってホント君に甘いよなぁ
「ねぇねぇ、ちゃんと話聞いてる?」
「聞いてるよ、」
いつも、そうやって会話して、ほんとに楽しい毎日だよなぁ
「ねぇねぇ、もう起きる時間だよ」
「起きたくないよ」
「ちゃんと、1人でも起きてよ。全くもう」
雨が降ってきた。
もう起きなきゃいけない。
また君を1人にしてしまう。
でもここにいたら余計泣かせてしまうよね…
「起きるよ、」
目覚めた先は彼女が死んだ現実だった…
「ごめん、別に好きな人が出来たんだ」
そう言って彼は別れを告げた
元々ノリで付き合った人、それでも私は彼が好きだったのに…
なんで、私を捨てるの…
なんで、私に魅力がなかったの?
ねぇ、ちゃんと理由を聞かせてよ……
いつもと変わらない帰り道。
もう夜で、道は暗くなっていた。
涙で滲んだ光がとても切なく淡いものだった。
高校生の時、卒業式にプールを開けてね、
そこで友達と制服でプールに飛び込んだりしてね、
すっごく中が良かった友達なの…
でもね、そんな仲がいい友達でもね、別れは簡単に来るもので、
そして、それが最後の別れなるなんて誰も分からなかったし、思ってもいなかったの。
喧嘩した帰り道、いつも一緒に帰るから騒がしかいのに、1人だと静かで色々考えてしまう。
その帰りに、親友が事故にあって死んだなんて、懐かしい友達との思い出はずっと時が止まったまま動くことはもう二度とない。