僕の目に映る君はいつもキラキラ輝いていて、太陽のような笑顔だった。
「ねぇねぇ、海行こうよ!」
「うん、いいよ」
君がキラキラした目で言うから僕は全部いいよって言っちゃうんだよなぁ
僕ってホント君に甘いよなぁ
「ねぇねぇ、ちゃんと話聞いてる?」
「聞いてるよ、」
いつも、そうやって会話して、ほんとに楽しい毎日だよなぁ
「ねぇねぇ、もう起きる時間だよ」
「起きたくないよ」
「ちゃんと、1人でも起きてよ。全くもう」
雨が降ってきた。
もう起きなきゃいけない。
また君を1人にしてしまう。
でもここにいたら余計泣かせてしまうよね…
「起きるよ、」
目覚めた先は彼女が死んだ現実だった…
「ごめん、別に好きな人が出来たんだ」
そう言って彼は別れを告げた
元々ノリで付き合った人、それでも私は彼が好きだったのに…
なんで、私を捨てるの…
なんで、私に魅力がなかったの?
ねぇ、ちゃんと理由を聞かせてよ……
いつもと変わらない帰り道。
もう夜で、道は暗くなっていた。
涙で滲んだ光がとても切なく淡いものだった。
高校生の時、卒業式にプールを開けてね、
そこで友達と制服でプールに飛び込んだりしてね、
すっごく中が良かった友達なの…
でもね、そんな仲がいい友達でもね、別れは簡単に来るもので、
そして、それが最後の別れなるなんて誰も分からなかったし、思ってもいなかったの。
喧嘩した帰り道、いつも一緒に帰るから騒がしかいのに、1人だと静かで色々考えてしまう。
その帰りに、親友が事故にあって死んだなんて、懐かしい友達との思い出はずっと時が止まったまま動くことはもう二度とない。
私ね、もうすぐ死ぬんだ…
死ぬ理由?
さぁ?
知ってるのは神様ぐらいだと思うよ。
私の人生
事故にあって、もう動かなくなった足、
大好きだった運動も全て出来なくなったし、やらなくなった。
大好きな人にも、友達にも、誰にもこんな姿見られたくなくて、ずっと引きこもっていたの
「そんなんで何になるの?」
よく自分にそう問いかける。
わかってる!動かなきゃ何も変わらない!
そんなの自分で1番わかってるのに…
出来ないんだよ…
「出来ないじゃなくてやってないだけでしょ」
うるさい
「やってもいないのに」
知らない
「ただ逃げてるだけ」
……わかってる。そんなこと自分でわかってるの
でもこの先はどうなってるの?
私が見ている道はあまりに暗くて、見えないよ。どうやって進めって言うの!
誰も助けてはくれない
自分で進まなきゃ行けない
そんな道の先には何かあるって保証されますか?