あなたはどんな子供だったの?
そう君に聞かれた瞬間時間が止まったかと思ったよ…
僕は子供の頃人と関わることを嫌って、ずっと一人でいて、大人も先生も親も友達も敵だった。
クラスの人達は僕のことを虐めてきて、
親は死んでしまって、
先生は見て見ぬふりして、
大人は誰も助けてくれなんてしなくて、
だから塞ぎ込んだのが子供時代だった…
そんなこと君に話せる訳もなくて、
「普通の子だったよ、」
その答えしか見つからなかった。
「普通の子ねぇ、あなたが〜?」
「逆に君はどんな子だったの?」
「私〜?ん〜なんでも口に出してよく喧嘩したり〜親にめっちゃ反抗したり悪い子だったかもw」
そう言って笑う君が何故かちょっと羨ましいと言う気持ちと君ばっかりという憎いという汚い感情が浮かんできた。
「君らしいねw」
「日常って考えたことある?」
彼女が急に聞いてきた…
「日常?なんで急に、」
日常
漢字で表せばたった2文字その言葉にどんな意味が込められているのか。
「時々さ、ふと思うんだ…」
「何を?」
彼女は空を見上げながらこう言った
「日常っていつか急に壊れたり、なくなったり、終わったりしちゃうのかなって…」
「あ〜、、いつか終わりは来るものかもね」
なんにでも終わりは来る
日常って2文字でも思い浮かぶ情景は人それぞれだろう…
僕らが描く日常は、誰かにとっては日常ではない…それが当たり前のようで当たり前じゃない。
物語にはいつか終わりが来る…
起承転結があって、最後には必ず幕を閉じるもの
「なくなっちゃったらどうなるんだろうね」
「そしたら、また新しい日常を作ろうよ」
私は黒が好き
ほんとに黒が好きなの?
だって何色にも染まらないんだもん!
他の色にはなれない
それに黒って大人っぽくてかっこいいじゃん
ただ単に背伸びしてるだけ…
本当に好きな色は?
私は本当は白が好き
だって色んな色に染まることが出来るんだもん、
大人っぽくなくていい、汚れちゃうかもしれない…
それでも私は白がいい
だって色は何色重なっても綺麗なんだから
君と出会ったのは晴れた中の傘の中だった…
「大丈夫?」
そう声をかけてくれた君は太陽の光で天使のように見えた。暑さのせいで体調が悪くなってしゃがんでいた俺に日傘を差し出してくれた君に恋をした。
あの後、保健室まで一緒に行ってもらって、君の傘に入れてもらったね。
「ねぇ、行くよ〜?」
「今行くよ」
今は俺が君の隣で日傘をさして歩く
あなたは好きな本がありますか?
この世にあるたくさんの本の中で1番お気に入りの本が1つだけありますか?
それともまだ出会っていませんか?
まぁ、仕方ないですよね、この世にはすごい数の本があるのですから…
大切な本が教えてくれることは何でしたか?
好きな本と大切な本の違いってなんでしょうね、
本ひとつにでもその人が思うことは人それぞれです。
だから好きと思っても人によって嫌いとなることもあるでしょう。
あなたがこの世で一番好きな本はなんですか?