君と出会ったのは晴れた中の傘の中だった…
「大丈夫?」
そう声をかけてくれた君は太陽の光で天使のように見えた。暑さのせいで体調が悪くなってしゃがんでいた俺に日傘を差し出してくれた君に恋をした。
あの後、保健室まで一緒に行ってもらって、君の傘に入れてもらったね。
「ねぇ、行くよ〜?」
「今行くよ」
今は俺が君の隣で日傘をさして歩く
あなたは好きな本がありますか?
この世にあるたくさんの本の中で1番お気に入りの本が1つだけありますか?
それともまだ出会っていませんか?
まぁ、仕方ないですよね、この世にはすごい数の本があるのですから…
大切な本が教えてくれることは何でしたか?
好きな本と大切な本の違いってなんでしょうね、
本ひとつにでもその人が思うことは人それぞれです。
だから好きと思っても人によって嫌いとなることもあるでしょう。
あなたがこの世で一番好きな本はなんですか?
君が庭に植えていたのは紫陽花だったか、
とても綺麗に咲いたって喜んでたなぁ、
梅雨の季節になると思い出す…
もう、別れてしまった妻のこと、
「仕事仕事って、子供のことはどうだっていいの?」
ホント、すぐに謝って子供と過ごす時間増やせば良かったなぁ、
なんで別れるなんて。
なんで、君と子供たちから逃げてしまったんだろう…
まだ好きで、好きで好きで、仕方ないのに…
でも俺が悪いことは自分で自覚してる…
だから俺のできることは、もう、君たちと関わらないで、お金だけを送ること
それだけでいい
梅雨になると思い出すのは君がキラキラとした目で言った
「見て!今年も紫陽花綺麗に咲いたよ!」
あの人が好き?
この人は嫌い?
好きの反対ってホントに嫌いなのかな…
私はクラスに嫌いな人がいて、先生の話聞かないで、友達に聞いて、馬鹿で、周りみてなくて、ズルをする嫌いな人がいる。
視界に入れるのもイラつくくらい嫌いなの、
親はそんなこと関わんなきゃいいでしょっていう。それでも、前の席で見えちゃうんだもん…だから席替えして欲しいって先生に頼んだって言ったら親が私が我慢すればいいでしょって言ったの…
それって、私が悪いの?
だからもう諦めたの、あの人を嫌うことも、
全て無にすれば関係ないよね?
私は魔女だ…
それでもこの街は私のことを追放とかもなく、生きることを協力してくれた。
ずっとこの時間が続けば良かったのに…
村の1人が〇んだ
始まりはそこからだった…
その後、騎士が来て村のみんなを殺した…
私だけが生き残った。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
優しいあの人が、可愛いあの子が、愛しい人が全員が死んでしまった…
私のせいで
街の人が変わった
こんな町なんて嫌いだ