頑張って生きる一般人さん。

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3/29/2023, 2:49:22 PM

どんな形でも、
自分たちが「ハッピーエンド」って思っているなら、
それでいいと思う。

顔も知らない光る画面上で会った人に罵られても、
身近にいる人達に馬鹿にされても、
「ハッピーエンド」って決めたのなら、
それでいいと思う。

……だけど、
そこが終着点じゃなかったら面白い。
今までを超えた真の極上へ突き進むのか、今までのは嘘で真の極下へ急降下するのか。



そんな様子を見ている僕。
これが、僕にとってのハッピーエンド。
やっとの思いで掴み取った、ハッピーエンド。

〜ハッピーエンド〜

3/28/2023, 3:02:54 PM

とくん
 あっ、見られた?

とくん、とくん
 私の秘密、バレちゃったかー。

とっ、とっ……
 私ね、今すんごいドキドキしてる。

と、と、と……
 あなたに見つめられて、ゾクゾクしてる。あ、これはなんだか変態チックな言い方ね。

どっ、どっ……
 なんでそんなに怖がってるのさ。大丈夫だよ。あ、もう口調変えてもいいよね。

どくん、どくん……
 ……あぁ、久しぶりのまともな食事ができる。それも、ずっと目をつけていたあなた。

どくん
 さぁ、後はおうちへ帰りましょ?もちろん一緒にね。


あなたの隅から隅まで、堪能させてもらうわ。

〜見つめられると〜

3/27/2023, 3:12:46 PM

私の心は、もうとっくに決まっている。


多分これは、運命の恋だ!

そうと決まれば私は告白するしかない!!

大好きなあの人へ!!!

――きっとこれは、産まれる前から決まっていたこと。
運命の導きが、私とあなたを結び付けてくれたの。
私はそう信じる。

まぁそれでも、あなたの心を聞くのは、ちょっと怖いけどね……

〜My Heart〜

3/26/2023, 2:36:42 PM

「死んだ君に会いたい」

 ベッドに身を投げ出した僕は、そう呟く。真っ直ぐ上に手を伸ばしたって、掴めるのは目に見えない空気だけ。ゴロンと横になって、目を瞑る。

――浮かんでくるのは、あの向日葵畑の光景。
目を開ければ、そんなものどこにも見えない。

 ふと、目に入った写真立てを手に取る。そこには、太陽の光をバックに、優しく微笑んでいる君がいた。僕はそっと口付けを落とす。

嗚呼、どうかもう一度、僕の元へ――

「君が生きているうちに伝えたかった気持ちを、届けたいから」

〜ないものねだり〜

3/25/2023, 2:46:49 PM

あんな根暗女なんか好きじゃないのに。
なんでこんなやつが、席隣なんだよ。
男友達がいたら最高だったのによ。
入学早々、最悪だわ。

好きじゃないのに。
ボソボソしてる喋り方とか、
ずっと下向いて何かひたすら呟いてたり、
授業中のペア活動も、俺と目を合わせないで話したり。
だからずっと一人で、お先真っ暗なんだよ。

……好きじゃ、ないのに。
髪の隙間から覗く綺麗な瞳とか、
不意に見せる笑顔とか、
俺が忘れ物してきた時、優しくしてくれるとか、
まじ意味分かんねぇ。
何なんだよアイツ。

――嫌いじゃないのに。
あれ、いつの間に俺……アイツのこと……

〜好きじゃないのに〜

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