ひらり は
落ちる音ではなく舞う音
風に吹かれるのか
自力で舞い上がるのか
いずれにせよ重力に逆らって
諦めて這いつくばるのもまた楽だろうが
ぼくらは与えられたもの以上の力をもって
空を目指す方が美しい
なにかを変えようと
なにか変わろうとするさまに
人を惹きつけ人に惹きつけられ
またひとつ ひらり と。
神の加護かもしれない
遠い先祖かもしれない
最期に立ち会えなかった祖父かもしれない
はたまた、単純に自分の運がいいだけかもしれない
バタフライエフェクトとか言うけれど
人が起こした行動と
自分が起こした行動によって
未来は少しずつ違う形になっていくはず
やるべきことをやっていくことで
どこかで見えざる手によって運はまわってくる
やるべきことをできない人には
運はまわってこない
そうしたときに
ぼくらは運がいい と言えるように
なにが人のためになるのか
なにが自分の目的なのか
時折確認しながら生きていくのがいい
芽吹きのとき、春の訪れるとき
気がつけば春は苦手になっていた
毎年報道されるアレ
花粉のせいで。
最近はもう2月の頭頃から飛散しているらしい
お医者さん曰く
その2週間前から薬を飲み始めるべきだと。
事前に飲んでおくことで効果を蓄積していき
飛散し始める時期には万全の状態で迎えられると。
今までは2月に飲み始めて早い方だと思い込んでいた
薬を飲んでも効いていないと思っていたのは
飲み始めが遅くて準備が不十分だからなようだ
来年は忘れずに1月から病院にかかれるだろうか
もうすぐ1歳を迎える君は
たしかに力強いなきごえとともに
ぼくらの元にやってきた
腕どころか
手のひら2つに収まるほどの
小さな小さな命を迎え入れた
あの日の温もりは
今はもう3倍以上に大きくなって
今日もぼくらの前でにこやかに笑っている
そしてまたみんなで
4人目の家族を迎え入れる準備をしよう
すぐに辞書を引いた
cute 形容詞
1. かわいらしい、かわいい(顔をしている)
2. 気の利いた
3. 〈俗〉気取った、生意気な、わざとらしい
4. 〈米話〉性的魅力のある
5. 〈米話〉格好いい、ハンサムな、チャーミングな◆女性が男性に対してcuteと言った場合、この意味になることがある。
いわゆる、「ちいさきものは〜」的な意味合いだけではなく
(3つ目は悪い意味なので別として)広く魅力的なニュアンスを含んでいるらしい
とはいえ真っ先に思い浮かんだのは幼い我が子のことだった
後追いが始まって、よく泣き、よく笑う
すぐに感情が揺れ動くこの小さな生き物に
ぼくらの感情もよく動かされる
今までできなかったことができるようになって
また次のできないことに気づき、悔しくて泣いている
そんな我が子がとても愛おしい
最近は、今度は何に悔しがるのだろう、という目線で見ていることが多い
小さい頃の記憶は薄れていくけれど
できないことを悔しく思う気持ちは忘れないでほしい
なんでも思いどおりにいくわけではない世の不条理を知り
壁にぶつかるひとに共感できるのが
ひととして大事な感覚のひとつだと、ぼくは思う
よく言っている、「ひとの痛みを知る」というものである
痛みが、ひとをひとたらしめる
まわりのひとにcute !と思ってもらえるような、
感受性豊かで素敵なひとに成長しますように。