眠りにつく前に
そっと貴方と口付けを交わそう
必ず明日が来るとは限らないこの世
たとえ今日が最後だったとして
貴方に愛しているよと伝えないまま終わりを迎えたら
自分はずっと後悔する
もっと伝えれば良かったと
だから僕は毎晩貴方に愛を伝える
言葉を言う
貴方の耳に残るように
貴方の顔を見つめる
貴方の目に残るように
口付けを交わす
貴方の体に僕が刻み込まれるように
いつ最後が来てもいいように
永遠に貴方と愛を誓い会いたい
永遠なんてあまり信じていないけれど
貴方になら永遠に想いを託せる気がする
理想郷に行きたいとは思うけれど
そこで過ごしたいとは思わない
理想が全て揃ってる世界
全てが順調に進む世界
ずっといい事が続くなんてつまらない
人生は山あり谷あり
いい事ばかりが起こる世の中じゃないから
自分でチャンスを掴んだり
挫けそうになった所を友達に助けて貰ったり
ずっと同じ良い状態が続く理想郷より
今いる世界の方を楽しみたい
家に帰って、ランドセルを置いて帽子を被り
近くの公園に集合して色んな遊びをしたあの日
スマホがなかった時代
あのころは楽しかった
将来の事など何も気にせずに遊びに没頭できた
なんでもすぐ遊びに繋げた
スマホを触って1時間過ごすのと外で1時間遊んだ時の体感時間は全然違うように思えてくる
学校が終わって集合して、夕方の音楽が町中に流れ始めるとみんな帰る
今よりも充実していた毎日だったと思う
もう一度子供に戻って公園でブランコに乗ったりシーソーをしたりしてはしゃぎたいものである
私が今いる高校と別の場所を選んでいたら
今のような幸せは訪れたのだろうか
それは誰にも分からない
人はずっと選択肢を選んできた
最適な答えだったかは分からないけれど
自分で選んできた道を責任をもって毎日生きている
友達もそれぞれの選択を選んで、選んだ先に私と関わるという選択肢が追加されたと思うと
運命ってすごいなと思う
これからどんな選択をしていくか分からないけれど
自分の物語が素晴らしい結末を迎えられるように
いい選択を選んでいきたい