学年で1番人気のある君は
何故か毎日飽きることなく僕に話しかけてきた
それが嫌だったわけじゃない
どちらかと言うと2人で話す時間は心地良かった
けれどやっぱり...
いじめの傷が癒えることはなく
僕はビルの屋上で
遠い遠い世界を見据えた
慌てた君が来て、俺も死ぬなんて言うから
「君が死んだらみんな悲しむだろうけど
僕が死んだってみんなの日常は変わらないよ笑」
笑って言ってやった
「じゃぁ....俺の日常はどうなるんだよ、」
今にも泣きそうな顔と
震える声でそんなことを言うから
一瞬、心が揺らいだ
偽善的言葉じゃない
多分これは
彼の本音だ
「人を救えるのは偽善か、それとも」
[夜に見える美しいエメラルドの虹]
絶対に有り得ることの無い非現実的な景色
私は幼少期、この日本で見た事を忘れていない
12/24 良い子の元にサンタが訪れるクリスマスイブ
今年お願いした物は来るだろうか
心踊らせながら外へ出た
夜空を見上げたその時
美しく、そして強く光輝くその物体を
小さき天体マニアの私は知っていた
「オーロラだ、!!!!」
今思えば、小さな頃に見える幻覚か
サンタに期待を膨らませた淡い夢だったのかもしれない
だけど、ある小説で見た''春の訪れを告げる星''のような
物だったとしたら
信じるものにしか見えないと言われる物だったら
その時、私の願った事は何なのだろう
瞳を輝かせて放った言葉は
一体、どんな言葉だったのだろう
『夢現』
幸せなことがあった時
私は空を見上げながら決まってこう言う
「神様、時々ではあるけど幸せをくれてありがとう』
って
けれど神様は、きっと毎回私に
「毎日幸せを与えているだろう」
って言い放つんだろうな。
あぁ、そうだ、神様は間違ってない
神様は毎日くれている。
『''当たり前''と言う何気ない日々』を
この世界では戦争がありふれている
それは、世界的に注目されているものから
注目はされないけれど、多くの民が死ぬ内戦まで。
今日を生きれなかった者もいる中で
温かいご飯、いや、ご飯さえ食べれなかった者もいるこの世界で....
毎日ご飯を食べ、学校へ行き、友達と会い、安心して
寝床に着く。次の日が当たり前に来て、目を覚ます。
これを繰り返すだけ。されど幸せなのだ。
何故だろう、幸せじゃない人は「生きたい」と願い
幸せな人が「死にたい」と願うのは
『環境』
私の生きにくい世界に
ある日一輪の美しい花が咲いた
その花に水をあげる為だけに
生きてみてもいいと思った
『ただ生きる意味が欲しかった』
妻が先に亡くなってしまうと後を追わなければならない夫は死期が早くなると昔から言われて育ったきた。
そんな中、祖母が死んだ。胃がんが見つかってその年の10月 直接的な死因は播種性血管内凝固症候群だと教えられた。なんだよそれ....聞いたこともないし、、
あんなに元気だった祖母が、、また会える。入院していたが、また家に帰って来れるだろう。ぐらいに思っていた。脳震盪になり介護が必要だった祖父は、もう起きない祖母に「迷惑をかけたから、これから孝行しようとおもっていたのに、、追わなければならなくなった」と寂しそうに言った。その2ヶ月後、容態が悪くなり入院。翌月の1月、後を追う様に祖父が亡くなった。
たったの3ヶ月
「ねぇ、、まだ早かったんじゃない??もう少し居てくれても良かったじゃん」私たちよりもっと、祖母の方が寂しかったのだろうか、、呼んでしまったのだろうか、、
昔を思い返せばどれもこれも楽しい思い出ばかりで、大喧嘩をしても、結局次の日には笑っていたなと笑がこぼれる。どうせ向こうでも変わらず喧嘩してるか。ツンと鼻が痛くなる。目頭も熱くなる。どうか優しい祖父母に私達の想いが届きますように、。何気ない日常が幸せだったと、在り来りな言葉でしかないけれど、どれほどの勇気を貰ったことかと、。百合とトルコキキョウの花を添えて。どうか安らかに_______。
『10/07 01/23』