学年で1番人気のある君は
何故か毎日飽きることなく僕に話しかけてきた
それが嫌だったわけじゃない
どちらかと言うと2人で話す時間は心地良かった
けれどやっぱり...
いじめの傷が癒えることはなく
僕はビルの屋上で
遠い遠い世界を見据えた
慌てた君が来て、俺も死ぬなんて言うから
「君が死んだらみんな悲しむだろうけど
僕が死んだってみんなの日常は変わらないよ笑」
笑って言ってやった
「じゃぁ....俺の日常はどうなるんだよ、」
今にも泣きそうな顔と
震える声でそんなことを言うから
一瞬、心が揺らいだ
偽善的言葉じゃない
多分これは
彼の本音だ
「人を救えるのは偽善か、それとも」
3/14/2025, 12:07:49 PM