@ramunegumi_1125

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5/1/2025, 12:41:21 PM

「風と」

自由にみんなを軽やかに
連れ去っていく風。

風は目には見えなくともあることが分かる。
実体は見えなくとも肉体で感じられるのだ。

風があれば人は独りじゃない。
風はいつでも貴方の側へ。

風が吹く限り誰も独りではないのだから。

4/5/2025, 3:06:15 PM

「好きだよ」

実際、言いたいんだ。
君のことが"好きだよ"って。

でもなんだか照れくさくて、
友達のままでいた方が...って気持ちもあって。

でもきっと伝えた方がこっちは
きっと後悔しないから、狙うは卒業式
そこで気持ちを伝えるんだ。


そんな気持ちでいたのに。
いたいのに。

君はもう冷たくなっちゃったね。
あーあ、こんなことなら伝えとけばよかった。

でももう伝えられないんでしょ、だから。

"好きだよ"。ずっと。

君がどうなっちゃっても。


...返事、聞きたいなぁ____

2/15/2025, 1:20:37 PM

「君の声がする」

ほんと、本当に何も無いの。
私から奪えるものはもうきっと無いから。

ねぇ、ねぇ。
君の声が聞こえるのはなんで?

わかんない、わかんないから怖いのよ。
君の声が1番安心出来るはずなのに。

"君の声がする"のにそこに君はいないの。

私が1番分かってるはずなのに。
1番の当事者で君の声作る張本人なのに。

...あー、だからだ。
私が君の声を作ってるからだ。
私の勝手な幻聴だからだ。


____え、じゃあなんで君はいないの?

2/4/2025, 12:30:44 PM

「永遠の花束」

正直、この世の中は永遠というものはないと思ってる。

だからこそ、人間は変わることを恐れ、
永遠に縋り付くのだとも思う。

かくいう僕も永遠に縋り付く者の1人だ。

自慢したい訳ではないが、僕には彼女がいる。
自分にとってとても大切な人だ。

だからこそ、少しロマンチックに花束を
贈りたいと思っている。が。

花束はいつか枯れてしまう。

彼女との綺麗だった思い出も、
いつかは枯れて消えてしまうのではないか。

そう思わされてしまうのは本意ではない。

だからこそ、永遠とも思える花束を僕は
彼女に用意したい。そう思い考えついたもの。


「押し花」だ。

押し花なら、花は枯れることもない。

それに、2人の思い出を振り返るのに
押し花の栞などがあったらより楽しく振り返れるだろう

きっとこのなんてことない日にあげる
押し花は、未来永劫枯れることはないだろう。

無論、きっと永遠とも思える時間を
この押し花は僕たちに与えてくれるのだろう____。

1/8/2025, 12:29:14 PM

「Ring Ring...」

Ring Ring...

静かな部屋の隅で、まるで私に構って欲しいかのように
鳴り、今の私の心境をフル無視してなり続ける。

正直、あまり気は乗らない。が、もしかしたら
私を救ってくれる王子様が掛けてきたのかもしれない。
そう心の隅で変な幻想を抱きながら受話器を取った

____つもりだった。

受話器は触られさえせず、Ring Ringという音はもう
聞こえなくなっていた。

自分から切ったのか、それとも相手が切ったのか。
検討もつかないが、これで良かったのではないだろうか

そもそも、なんでこんな気分の悪いときに電話を
掛けてくるのだ。こっちにもこっちの事情がある。

仕事だったら生きるため嫌々してる訳だし。
仕事の電話だったらこんな時に掛けてこないで欲しい。

しかも、本当にあの受話器を取って仕事だったときの
ダメージがキツイ。

王子様でも助けにきてくれるのかと思いながら取ると
60代くらいのおっさんが出るのは流石に反吐が出る。

そうだ、シュレディンガーの電話にでもしとこう。

そしたら本当にあの受話器の先が王子様だったかも
しれないと妄想し放題だ。

そんなこんなで私の家のRing Ring ...は
シュレディンガーになりました☆

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