「本気の恋」
もう私本気だから。
君が本気にさせたんだよ?
絶対好きにさせるから。
これが"本気の恋"だから!
絶対好きにさせる!
君と手も繋ぎたいし、
ハグもしたいし、
キスだってしたい!
絶対叶えてみせるから!
だから、待っててよ。
私の本気の恋"。
見てて。
「夜の海」
静かなこの私だけのセカイで
ただただ穏やかな漣だけが私のセカイを
彷彿とさせ、支配していく。
この私の為の、私だけのセカイでの
"夜の海"は、くらくらするほど美しくて
この私のセカイでは、
この目まぐるしい苦しい世界では
私のセカイは赦されなくて、
そうだとしても、このセカイもこの世界が無いと
生きていけないと言うとしても、
どちらの"セカイ世界"でも、
"夜の海"は綺麗だから。
だから、だから今でも貴方は生きているのでしょう?
「蝶よ花よ」
夜想歌、独り呟いても。
月明かりが照らしても、
花が咲き乱れ初めても、
蝶が周りを舞ってもね、
君には届かない。
嗚呼、"蝶よ花よ"。
どうか、どうか僕の歩く道に____
「また明日」って笑う君が居てくれませんか?
「最初から決まっていた」
人間として、この地上に降り立ったのなら。
始まりさえあれば終わりもある。
人ならざる者と人が交じってしまえば、
いつかはこの歯車も狂ってしまう。
もとから違うんだ、生きてる世界が違う。
人は死ぬ。これは絶対なんだ。
"最初から決まっていた"こと。
だがそれでも、それでも。
みんなが"ずっと"を望んできたから。
そうやって交じりあってきた。
世界はもとから、少し狂ってる。
だから狂っているので天秤に掛けて、
"最初から決まっていた"事項を翻してきたのだから。
「目が覚めるまでに」
子供の頃、大好きだったサーカス。
目の前で始まる、現実では有り得ないような
ことが起こってるのだ。
それを見ると、僕だって人を喜ばせたい。
そんな想いで夢となった道化師。
人に見られる前のサーカス。
人には見えない闇がいっぱい、笑
びっくりしちゃったんだ、
人を喜ばせる側の道化師が失敗して、
「死んだんだ。」
妙に現実的で、ぐちゃっとする嫌な音が
脳裏によぎって気持ち悪い。
それなのに周りは見て見ぬフリ。
あんなに現実じゃない、きっとここだけは
異世界で、何でも有り得るんだ!
なんて、思っていたのに。
現実すぎるのだもの。
こんなの子供に見せちゃいけない。
一瞬でそういう思考になった。
ならどうする?
子供が"目が覚めるまでに"
道化師らしく夢を見せてやろう。
何?道化師らしくない?
道化師の前に人間なんだから醜いよ、笑
僕と同じでドン底に落とされてしまえばいい。
僕が感じたあの醜さ、道ずれにしてやりたい。
君たちの"目が覚めるまでに"、
パレードでも開いてあげよっかな!