「Ring Ring...」
Ring Ring...
静かな部屋の隅で、まるで私に構って欲しいかのように
鳴り、今の私の心境をフル無視してなり続ける。
正直、あまり気は乗らない。が、もしかしたら
私を救ってくれる王子様が掛けてきたのかもしれない。
そう心の隅で変な幻想を抱きながら受話器を取った
____つもりだった。
受話器は触られさえせず、Ring Ringという音はもう
聞こえなくなっていた。
自分から切ったのか、それとも相手が切ったのか。
検討もつかないが、これで良かったのではないだろうか
そもそも、なんでこんな気分の悪いときに電話を
掛けてくるのだ。こっちにもこっちの事情がある。
仕事だったら生きるため嫌々してる訳だし。
仕事の電話だったらこんな時に掛けてこないで欲しい。
しかも、本当にあの受話器を取って仕事だったときの
ダメージがキツイ。
王子様でも助けにきてくれるのかと思いながら取ると
60代くらいのおっさんが出るのは流石に反吐が出る。
そうだ、シュレディンガーの電話にでもしとこう。
そしたら本当にあの受話器の先が王子様だったかも
しれないと妄想し放題だ。
そんなこんなで私の家のRing Ring ...は
シュレディンガーになりました☆
「1年間を振り返る」
良くも悪くも理想を持ったまま現実を突き進んだ感じ。
まだまだ未来ある若者として。
もっと言うとまだ未熟な夢に向かって進む歳でもなく。
私にはきっとこの夢は重すぎる。
そう思いながらその夢への理想は大きく。
ただ期待を抱きながら何も行動に移すことのしない
2024年だったなと。
まぁまだまだ夢を掴む年でも、夢に向かう年でもない。
そんな中、自分には大きすぎる夢を背負いながら、
小さな自分の背で持ち上げようとするのでした♪
「ゆずの香り」
たった1つのゆず。
こんなゆず1つでも落ち着ける匂いがする。
そう、こんなゆず1つでも
人を落ち着かせれる力を持ってる。
ゆずより人間の方が上。
そんな当たり前のような、
ゆずを見下すようなことを言いたいわけではないけど、
まぁ変な比喩表現みたいなもので。
ゆず1つでも人を幸せに出来て、
ならきっと人1人でも人を幸せに出来るだろうと。
"ゆずの香り"で人が幸せに出来るなら
人にだって似たことが出来るだろうと。
そんなひとつのゆずの香りで
人の可能性を感じたりできた今日この頃。
「寂しさ」
メーデー。
寂しい、とてつもない喪失感だ。
何が足りないのか、何が欲しいのか。
そんなことを考えているとまた日が昇る。
あぁまた意味なく時が過ぎた。
寂しい。寂しい、寂しい。
こんなことしか考えられない自分さえ寂しく感じる。
そもそもこの感情を誰かに
当てれる「人」だって自分には居ない。
この寂しさ、いったい誰に当てる?
もうきっと手遅れ。これだけの寂しさを抱えて
いったい何年経った?
結局寂しいを機動力にして動いている機械ではないか。
寂しいから。それを理由にしても、
もうそうやって生きてきているじゃないか。
ほら、結局人間寂しさがあっても生きてんじゃん。
意味わかんないね。
「終わらせないで」
どうか、どうかどうか。
私の最後のおねがいを聞いてはくれませんか?
あなたは旅の終着点へと着いたら、
きっとこの旅を終わらせてしまいます。
ですが、考えてみてください。
本当に終着点がこの旅の意味でしたか?
もしかしたら気づかなかっただけで旅の途中に
あったかもしれません。
ならもう一度、旅を続けませんか?
なんて、そんな綺麗事を言ってはいますが、
結局の結論に至ると、
「私は貴方に旅を"終わらせないで"ほしい。」
そんな私のエゴで、プライドだけれど。
きっと今までの旅も楽しかったのでしょう?
貴方の顔を見ればわかります、笑
なら、おねがいです。
どうか貴方の旅を"終わらせないで"。
きっとこの旅は貴方にとって素晴らしいものに
なるはずだから____。