「消えた星図」
星のまたたく夜の中。
まだ暗さに慣れていない私の目にこの暗闇は暗すぎて。
目をぱちぱちさせてこの暗闇に慣れる。
そうするといつの間にか空には光り輝く星々が。
「星図、持ってきたけど意味はないかなぁ」
なんて、右手にあるはずの星図を
それらしく見ながら呟く。
暗すぎて星図なんて見えないし、だからと言って
ライトを付けるとまた星が消えてしまうし。
結局の目的は「星を見る」なのだから。
その過程である星図を見たとしても
肝心の星が見えなくなってしまえば意味がない。
だからこそ、私は右手に持っているであろう
"消えた星図"を適当なところに置いといて、
「今は満天の星々を見ていよう。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter垢 @ramunegumi_780
「燃える葉」
燃えてしまえば全部消えるわ。
ええ、何事も無かったかのように、跡形も残らずに。
だけどそれは少し寂しいとは思わない?
これだけ私の時間を割いて大切に大切にしてきたのに。
ただただ燃える炎を見つめるだけだなんて。
それが一種の風情なのかもしれないけれど、
私は折角だもの。もっと最後は美しく散ってほしいわ。
だからこそ、秋らしく、落ち葉を沢山拾いましょう。
集めて集めて、最後には炎の中にデコレーション。
これが最後の思い出を彩る為のスパイス。
"燃える葉"を見つめて思い出も散らせましょう。
「最後くらい、美しく終わりたいもの。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter垢 @ramunegumi_780
「旅は続く」
前世の思い出を包み隠して
今世の貴方に逢いに行きましょう。
きっと来世には赤い糸で結ばれて生まれてくるでしょう
だからこそ、私は前世で種を撒いてきたのです。
今世で水やりをして、来世に芽が出たら完璧。
花は彼の一緒に咲かせれば良いのだから。
そして花が枯れてしまったとしても、種がまた作れたら...
____また種を撒いて貴方と結ばれましょう。
えぇ、この"旅は続く"でしょう。
一度結ばれたからと言って終わりではないのです、
一度ゲームをクリアしたからと言っても旅は続くのです
だからこそ。私はまた貴方と結ばれましょう____。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter垢 @ramunegumi_780
「答えは、まだ」
50×50は?
あの時主人公はどういう心情だった?
そんな「つまらない」の一言で終わってしまうような
質問。問題。問い。
けれど答えはあるらしい。
ないとしても、〇✕付けられるようなものらしい。
「薄っぺらいなぁ」とか思いながら。
"答えは、まだ"見つからないよ。
いや、見つけるつもりもないよ。
きっとない方が答えだと思うから。
その先の答えはもう必要ないかな、
それが薄っぺらくならないものなら。
何にだって答えになり得ると思うから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter垢 @ramunegumi_780
「ページをめくる」
めくるめくこの世の中と私の人生の中で、
少しくらいページをめくって立ち止まる時間も
必要になるわけであって...
その人生での休憩時間とも言える
"ページをめくる"という行動自体が
愛おしくて、愛らしくて、愛すべき時間であると。
だからこそ、そんな過去にも執着して
蔑ろにする訳でもなく、ただただ浸りたい。
甘くて、酸っぱくて、でもちょっぴり苦くて、
きっと色々な味が転がる飴玉みたいに。
そんな1ページ1ページの味に浸って、
緩やかに時間が進む時を噛み締めていきたいなと。
「そう思う今日この頃だなって感じ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter垢 @ramunegumi_780