「好きだよ」
実際、言いたいんだ。
君のことが"好きだよ"って。
でもなんだか照れくさくて、
友達のままでいた方が...って気持ちもあって。
でもきっと伝えた方がこっちは
きっと後悔しないから、狙うは卒業式
そこで気持ちを伝えるんだ。
そんな気持ちでいたのに。
いたいのに。
君はもう冷たくなっちゃったね。
あーあ、こんなことなら伝えとけばよかった。
でももう伝えられないんでしょ、だから。
"好きだよ"。ずっと。
君がどうなっちゃっても。
...返事、聞きたいなぁ____
「君の声がする」
ほんと、本当に何も無いの。
私から奪えるものはもうきっと無いから。
ねぇ、ねぇ。
君の声が聞こえるのはなんで?
わかんない、わかんないから怖いのよ。
君の声が1番安心出来るはずなのに。
"君の声がする"のにそこに君はいないの。
私が1番分かってるはずなのに。
1番の当事者で君の声作る張本人なのに。
...あー、だからだ。
私が君の声を作ってるからだ。
私の勝手な幻聴だからだ。
____え、じゃあなんで君はいないの?
「永遠の花束」
正直、この世の中は永遠というものはないと思ってる。
だからこそ、人間は変わることを恐れ、
永遠に縋り付くのだとも思う。
かくいう僕も永遠に縋り付く者の1人だ。
自慢したい訳ではないが、僕には彼女がいる。
自分にとってとても大切な人だ。
だからこそ、少しロマンチックに花束を
贈りたいと思っている。が。
花束はいつか枯れてしまう。
彼女との綺麗だった思い出も、
いつかは枯れて消えてしまうのではないか。
そう思わされてしまうのは本意ではない。
だからこそ、永遠とも思える花束を僕は
彼女に用意したい。そう思い考えついたもの。
「押し花」だ。
押し花なら、花は枯れることもない。
それに、2人の思い出を振り返るのに
押し花の栞などがあったらより楽しく振り返れるだろう
きっとこのなんてことない日にあげる
押し花は、未来永劫枯れることはないだろう。
無論、きっと永遠とも思える時間を
この押し花は僕たちに与えてくれるのだろう____。
「Ring Ring...」
Ring Ring...
静かな部屋の隅で、まるで私に構って欲しいかのように
鳴り、今の私の心境をフル無視してなり続ける。
正直、あまり気は乗らない。が、もしかしたら
私を救ってくれる王子様が掛けてきたのかもしれない。
そう心の隅で変な幻想を抱きながら受話器を取った
____つもりだった。
受話器は触られさえせず、Ring Ringという音はもう
聞こえなくなっていた。
自分から切ったのか、それとも相手が切ったのか。
検討もつかないが、これで良かったのではないだろうか
そもそも、なんでこんな気分の悪いときに電話を
掛けてくるのだ。こっちにもこっちの事情がある。
仕事だったら生きるため嫌々してる訳だし。
仕事の電話だったらこんな時に掛けてこないで欲しい。
しかも、本当にあの受話器を取って仕事だったときの
ダメージがキツイ。
王子様でも助けにきてくれるのかと思いながら取ると
60代くらいのおっさんが出るのは流石に反吐が出る。
そうだ、シュレディンガーの電話にでもしとこう。
そしたら本当にあの受話器の先が王子様だったかも
しれないと妄想し放題だ。
そんなこんなで私の家のRing Ring ...は
シュレディンガーになりました☆
「1年間を振り返る」
良くも悪くも理想を持ったまま現実を突き進んだ感じ。
まだまだ未来ある若者として。
もっと言うとまだ未熟な夢に向かって進む歳でもなく。
私にはきっとこの夢は重すぎる。
そう思いながらその夢への理想は大きく。
ただ期待を抱きながら何も行動に移すことのしない
2024年だったなと。
まぁまだまだ夢を掴む年でも、夢に向かう年でもない。
そんな中、自分には大きすぎる夢を背負いながら、
小さな自分の背で持ち上げようとするのでした♪