「花畑」
見渡せば見渡す限り永遠に続くとも思える
この広い広い"花畑"。
とても綺麗で、この世の物ではないようで、
ここは本当に地球か?
自分はまだちゃんと生きているのか?
と、錯覚するほどには。
それでも、やっぱり枯れているもの、
踏まれているもの、色褪せているもの。
本当に植物も生きていると分かるような
傷が花にも、やはりあるものだ。
それでもこの壮大な花畑の中にあると、
そんなものはごく少数だ。
この"花畑"。
何に目を向けるのが1番幸せと思えるのだろう?
「本気の恋」
もう私本気だから。
君が本気にさせたんだよ?
絶対好きにさせるから。
これが"本気の恋"だから!
絶対好きにさせる!
君と手も繋ぎたいし、
ハグもしたいし、
キスだってしたい!
絶対叶えてみせるから!
だから、待っててよ。
私の本気の恋"。
見てて。
「夜の海」
静かなこの私だけのセカイで
ただただ穏やかな漣だけが私のセカイを
彷彿とさせ、支配していく。
この私の為の、私だけのセカイでの
"夜の海"は、くらくらするほど美しくて
この私のセカイでは、
この目まぐるしい苦しい世界では
私のセカイは赦されなくて、
そうだとしても、このセカイもこの世界が無いと
生きていけないと言うとしても、
どちらの"セカイ世界"でも、
"夜の海"は綺麗だから。
だから、だから今でも貴方は生きているのでしょう?
「蝶よ花よ」
夜想歌、独り呟いても。
月明かりが照らしても、
花が咲き乱れ初めても、
蝶が周りを舞ってもね、
君には届かない。
嗚呼、"蝶よ花よ"。
どうか、どうか僕の歩く道に____
「また明日」って笑う君が居てくれませんか?
「最初から決まっていた」
人間として、この地上に降り立ったのなら。
始まりさえあれば終わりもある。
人ならざる者と人が交じってしまえば、
いつかはこの歯車も狂ってしまう。
もとから違うんだ、生きてる世界が違う。
人は死ぬ。これは絶対なんだ。
"最初から決まっていた"こと。
だがそれでも、それでも。
みんなが"ずっと"を望んできたから。
そうやって交じりあってきた。
世界はもとから、少し狂ってる。
だから狂っているので天秤に掛けて、
"最初から決まっていた"事項を翻してきたのだから。