「見つめられると」
もう決めた。
決めた事なんだ。
僕はここから飛び降りて、
空に飛ぶって決めた。
決めた。
決めたのに、、
なんで君はそんなまっすぐ僕の目を見てくるの?
そんなまっすぐ"見つめられると"
揺らいじゃうじゃん....
戻りたくなるじゃん、"生きたくなる"じゃん
だから、そんなに僕を見つめないでよ...
「My Heart」
いつでも私を褒めてくれる君が
好きなんだ。
それでも私は君を突き放してしまう。
暴言などを吐いてしまう
それでも君は私に"好き"って伝えてくれる
笑ってくれる、愛してくれる
だからこそ私も君に甘えてしまうのかもしれない。
今日も私は君を突き放して、
"My Heart"を隠すのだ。
「ないものねだり」
あの子みたいにみんなが見惚れるような容姿がほしい
あの子みたいに足が速く走れるようになりたい
あの子みたいに絵が上手になりたい
あの子みたいに家族や友達に沢山囲まれたい
そんなの叶うはずないのに。
、、というか
自分も持っている物が多いはずなのに
自分に無いものばかりほしくなる。
こんな"ないものねだり"に意味などないのに。
「好きじゃないのに」
好きじゃない。
好きじゃないの。
なのに、、、
君の事を想像しちゃうの
君の事を見ると胸がドキドキするの
君が他の子と話してるとモヤモヤしちゃうの
もう諦めた
君と結ばれる事なんてないから。
好きじゃない。
好きじゃないの。
なのに......
なんでこんな涙が溢れて止まらないの?
"好きじゃないのに"
「ところにより雨」
「今日は雨か...」
今日は私の親友が亡くなった日だ。
いつもこの日になると墓参りに行っている。
雨の日はなんとなく嫌いだ。
気分が憂鬱になるから。
でも何年も続けているので墓参りには行く
傘を差して、ゆっくり歩いて。
上の方は向けず、下を向いて。
親友の墓の前に立ち、手を合わせて。
その時上を向くと....空は晴れていた。
本当に不思議な話だが、
親友の墓周りだけ青空が広がっていたのだ。
「天国で幸せになってるかな」
この空はまるで、私の心を表しているようだった。