あいもやでー

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3/30/2023, 10:21:26 AM

何気ないふり

遂に放課後になった。僕は彼女に告白するんだ。校舎裏へ呼び出し、桜の木の下で告白する。緊張するな。大丈夫かな。そんな事を考えていると、彼女がやって来た。
『確かここへ来て欲しいって書いてたな」
僕は胸が高鳴り、彼女へ話しかけた。
「や、やあ〇〇ちゃん。実はあの手紙は僕が書いたんだ。突然だけど、僕と付き合って下さい!」
彼女は答えた。
『ごめんね。私彼氏がいるの』
僕は今にも泣きそうな声を押し殺し、こう言った。
「そっか、だよね。ごめんね付き合わせちゃって」
彼女は
『こっちこそごめんね」
の一言を言い去って行った。
そうだよね。こんな僕が、〇〇ちゃんと釣り合う訳ないよね。そう自分に言い聞かせ、大粒の涙をこぼしながら帰路へと向かった。
その翌日、僕は学校で彼女と出会った。その時から、僕には何気ないふりをするしかなくなった。

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3/29/2023, 10:10:30 AM

ハッピーエンド

俺は遂にここまで来た。仲間のあいつらは俺を見守ってくれてるだろうか。いや、そんな事はどうでも良い。今はあの男を倒す事だけに集中しよう。いけ!必殺技!
「暗黒掌波動!!」(あんこくしょうはどう)
やったぞ!俺はやった!勇者を倒してやった!これで魔王の我は不死身の大魔王になれる!もう、魔王軍のみんなを死なせない。

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3/28/2023, 10:02:26 AM

見つめられると

私は後ろを振り返りみんなを見つめる。
そしたらみんなは時間が止まったかのように動きが止まる。私はもう一度前を向き言う。
「だるまさんが転んだ」

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3/26/2023, 10:05:46 AM

ないものねだり

私はお母さんに言った。
「どうして私にはお父さんがいないの?」
お母さんは申し訳なさそうに答えた。
「交通事故で亡くなってしまったの」
私はお父さんに会ってみたかったなぁ。そんな事を思い浮かべていたら、お母さんが再婚するらしい。お母さんは私に言った。
「良かったね。これで貴方にもお父さんができるわよ」
私は言った。
「…うん。そうだね。ありがとう」
でも、私が本当に会いたかったのは交通事故で亡くなったお父さんだった。

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3/25/2023, 10:31:05 AM

好きじゃないのに

彼女は言った。
「私と契約結婚をしましょう」
私は答えた。
「素晴らしい提案ですね。今すぐにしましょう」
これはお互い復讐する為の契約。
遂にお互いの復讐が終わった。そこで、私は誘った。
「今日は一緒にディナーなんてどうですか?」
彼女は
「良いですね、このお店なんてどうでしょう?」
と快く了承してくれた。
そして席につくと、私は言った。
「今日誘ったのは話したい事がありまして」
食べ物がきた時に彼女は聞いた。
「それで、話したい事とは何ですか?」
私は話した。
「もうお互い復讐は終わりました。なので離婚しましょう」
彼女はどうして離婚なのか理解は出来た。だが、納得がいかなかった。そして、彼女はこう答えた。
「どうして?何故?愛がないから?」
私は確かに離婚しようと言った時、少し躊躇した。
「…なら、離婚はやめましょう」
好きじゃないのに、どうして離婚できないんだろう。この気持ちは何なんだろう。それは、彼女も同じだろう。

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