友情
「俺たちさ、付き合わない?」
そう言われた私は彼の方を見て涙を流した。
「男女の友情って、成立するものだと思ってたのに。」
男女の友情は成立しません。もうリームーでバイヤー。
オニロ。
「何もいらない」
私が欲しいのは君 君だけだ
他には何もいらない 君からの愛が欲しいんだ
それが叶えば 僕は君を やっと やっと 殺せる
オニロ。
「もしも未来を見れるなら」
「ねえ!もし未来が見れるなら何したい?」
一人の子が聞く。みんなはその言葉に耳を傾けて様々な答えを出す。
「ええ?未来が見れるなら何したいって───そりゃあ、予言者になるに決まってるだろ!」
「未来が見れるんなら競馬に賭けるぜ!」
「いやいや、未来が見れるんですから、僕は将来何になったら良いのか見極めて良い人生を歩みますよ」
「でも、見れたってそんなに変わらないよ?」
一人の子がぼそっと一言漏らす。みんなはあまり意味がわかっていないようだ。
だって、この世界はループしていて、あの子だけが知っているから──────。
「幸せに」
僕たちは付き合ってから、絶対に一緒だった。
何があっても、僕たちは離れなかった。僕は彼女と離れたくなかったし、きっと、彼女もそうだろう。
高校を卒業して、同棲し始めた。
僕は人生の絶頂期だった。彼女もきっと、僕といるのは楽しい時間ではないだろうか。
でも、最近彼女がおかしい。僕に対して、とても冷たいんだ。顔色も悪いし、何か不調なのだろうか。
僕は彼女の手を取り、彼女が瞳を出さない事で、初めてわかった。
あぁ、彼女は、死んでいるのだろう、と。
オニロ。
「見つめられると」
見つめられると、何故かその目を潰したくなる。
何故かはわからない。でも、潰したい。
人の目を潰したい欲求はとまらない。
ああ、うずうずしてきた。誰でも良いから、目を潰したいなあ。
あ、君の目、2つも残ってるじゃん。1つなら、潰しても良いよね?
オニロ。