今朝散歩をしていると、銀杏の粒が数個、地面に散らばっているのを見つけた。
今年初めての光景だった。
今日の最高気温は30度近く。
「夏はいつまで?」と残暑にばかり目を向けていたが、
気がつけば秋はそばまでやって来ているのかもしれない。
空が泣くのってどんなとき?
単純に考えたら雨が降ってる時。
涙みたいに思えるから。
最近は色んなことを我慢して我慢して
いっぱいいっぱいになって
堰を切ったように泣くよね。
本当は溜め込まずに泣きたい時にほろり一筋涙を流せばいいのにね。
空と現代を生きる私たちは同じように我慢強くて無理しちゃう不器用さんなんだろうか。
なんちゃって。
不完全な僕のままでは受け入れて貰えないの?
不器用だったり
マイノリティだったり
繊細すぎたり
そんな僕はお荷物になってしまうのか。
変えなきゃと思いながらなかなか変えられないところと、
生きづらいけど変えたくないところがある。
不器用なまま僕を愛して欲しい。
どこにも零せないわがまま。
そもそも僕は本当に不完全なのだろうか。
誰が決めつけているのだろう。
僕が、僕に決めつけていたのか。
*
そんな声がどこか遠くで聞こえた気がした。
私の耳に届いた気がした。
「不完全な僕」
香水の香りを嗅ぐと昔好きだった人のことを思い出す
って聞いて、
相手に私のことを思い出して欲しいと願って、人生で2種類だけ香水を持ったことがある。
1つは当時付き合ってた人が買ってくれた、彼の好きな香り。
私には甘ったるすぎて合わないと思いながら、その人に染まろうとつけていた。
でも別れてから、私が香りを嗅ぐ度に相手のことを思い出してしまって辛くて、ルームフレグランスとして早めに昇華させた。
2つめは好きになりかけてた人を振り向かせようと私自身で選んだ香水。
結局その恋愛はすぐ終わりとなった。
未練も残らなかったせいか、私が好きな香りのせいか、不思議と辛さは残らなかった。
だから今も使っている。
香水は選び方1つ、思い出1つで
私までもが振り回されてしまうのだと思う。
そのくらい強烈に残りかねない。
誰かが辛い時、悲しい時、うまく寄り添おうなんて考えなくていい。
下手な言葉ならいらない。
あなたが家族や友達なら
ただ頷いて話を聞いてくれるだけでいい。
あなたが恋人なら
ただ抱きしめてくれるだけでいい。
「あなたの気持ちを受け止めるよ」
「辛かったね」
「でも私がいるからね。1人じゃないからね。」
そんな気持ちを込めて。
私はそうしてもらって、何度も救われてきたから。