やさか

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4/8/2023, 12:03:19 PM

 遠ざかっていくだろう。
 遠ざかり続けていくだろう。
 同じにはなれないことを、思い知り続けるだろう。
 遥か果てしなく、背を向けて歩いていくだろう。
 でも。
 僕らの心の居場所が、もし、この星のようだったら。
 いつか、いつか、また向かい合えるかもしれない。
 僕は、それを信じ続けよう。
 青い惑星の裏側で、君とまた出会うことを。


 #これからも、ずっと

4/8/2023, 2:13:17 AM

 照らされて、赤。
 その頬が、少しずつ藍に沈んでゆく。
 見えていたはずのことがわからなくなっていく。
 夜明け、再びそれが明らかになるとしても、陽の光のもとで見たものだけが本当だろうか。
 ここで、落日に隠されていく何かは?
 君の中にある、夜の帳の内側は?


 #沈む夕日

4/6/2023, 12:43:11 PM

 その奥に光がある。
 見出そうとする者にしか見えない光が。
 通り過ぎる雑踏の中では見つからないだろう。
 そこに理想を見ようとしても、きっとだめだ。
 君を知りたい。
 僕はもっと、君を。
 渦を巻く星空のように遠く果てしない祈り。
 君の瞳のポラリスが、それを静かに導いている。


 #君の目を見つめると

4/5/2023, 12:14:50 PM

 あれがぜんぶ落ちてくる日が、来ますように。
 世界の終わりは、そんなふうに来ますように。
 彼女はそう言って、両手を組み合わせて祈る。
 その頬は笑っている。冗談だよ、と言うように。
 実際、どこまで本気でどこまで冗談かはわからない。
 でも、全部が冗談ではないだろう。
 だから僕は、両手を組み合わせて祈る。
 あれがぜんぶ、いつまでも空に輝いていますように。
 世界の終わりは、僕と彼女の人生の後にして下さい。


 #星空の下で

4/4/2023, 3:22:12 PM

 愛ではなかった。恋でもなかった。
 君がわたしにくれるものは、そうじゃなかった。
 それはもっと小さな、白詰草みたいな好意だった。
 季節が巡れば消えてしまう、儚く無垢な想いだった。
 わたし、今でも君を夢に見る。
 でも、それでいい。それで、よかった。


 #それでいい

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