叔父から梨が送られてきた。
箱に丁寧に入れられていて、大きくて、高そうな梨。
2個剥いたら、ボールがいっぱいになった。
梨が好きすぎて、無意識に食べていると全部食べてしまいそうになる。
父と母は、私が梨好きだと知っているので、全部食べてもいいと言ってくれるが、我慢して、父と母の分を残した。

階段を上る足音が聞こえてくる。
この足音は違う。
あ、この足音だ。
ずっと待っていたら、足音で分かるようになってしまった。

最近やっているノベルゲームで見た、『この愛は永遠に続く』という言葉。
永遠なんて、実際にはないのかもしれないけれど、ハッピーエンド好きとしては、いつも永遠を願っている。

時計の針が重なって、時間が止まったかと思った。
針がぐるぐると回って、何事もなかったように、いつものように動き出す。

今日はずっと曇りだと思っていたのに、外はどしゃ降り。
朝にちゃんと天気予報を確認して出掛けたから、傘なんて持ってきてなくて、騙された気分になった。
家に帰ってから外を見ると、雨は止んでいて、もっと早くに雨が上がって欲しかったなぁと思った。