NoName2

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3/12/2026, 4:09:10 PM

もっと知りたい、もっと教えて。
今までずっと、見てただけだったから。
してるのを見てたまに一人で燃えたり…なんて。
私は、貴方の名前を知ってる。性別も、身長も体重も。
出身地も、母校も、部活も、バイトの経歴も。
趣味も、癖も、家族も、友達も。
心拍数も、血圧も、視力も、聴力も。
学力も、運動能力も、傾向も、思考も。
ようやく触れ合えた、もっと教えて。
貴方のこと、もっと知りたい。

お前のこと、全部知ってる。もう教えなくていい。
最近、夜中にこっそりお前の部屋に忍び込んでる。
何をしてるかって?秘密だ。
俺は、お前の名前を知ってる。
あの周期のような身体情報から、MBTIのような精神情報まで。
血液型とかのライトな情報から、性癖とかのディープな情報まで。
やっと、合法的に触れ合える。ファクトチェックだ。
お前のこと、全部知ってる。

3/10/2026, 10:49:07 AM

「やっぱり最後はLove and Peaceっしょ。」
「何言ってるんですか。」
「どんな物語も、愛と平和で終わるじゃん?」
「バッドエンドの物語は?」
「場の平和、それなりの愛、的な?」
「人生は?」
「永遠の平和、その人なりの愛、とか?」
「じゃあ、今ここで貴方が人生を終えようとするのも、愛と平和なんですか?」
「私がいない方が、家族は平和になる。私の家族愛的な。平和になるし、愛に気づく。ハッピーエンド。」
「……何言ってるんですか。人生は物語じゃないんです。愛と平和で終わらなくてもいい。家族の目の前で死ぬだなんて、貴方の脳内メーカー、外側は愛と平和、内側は弱と食でしょう?」
「……あはっ、バレちゃった。」
「十何年一緒にいると思ってるんですか。」
「あーあ、せっかく儚く散ろうとしたのに。」
「貴方に儚く散るみたいな終わり方、亀にカレーくらい似合いませんよ。文句いいながら、図太く生きるのがお似合いです。」
「言い過ぎー。繊細なハートが傷付いたー。慰謝料ー。」
「…駅前のシュークリーム、でどうですか?」
「6個で手を打ってもいいよ!」
「ぐっ、い、いいでしょう。それで癒せるなら。」
「わーい!やったー!」

2/15/2026, 6:35:11 PM

突如、世界中で10年後の自分から手紙が届くなんて異常現象が起こった。
最初はみんな疑ってた、けど明らかに一致しているし、自分以外誰も知らない情報が書かれていたとか。
ネットやテレビでは、なんちゃら効果とか、陰謀論とかが囁かれてる。よく分からないけど。
私の両親もお手紙来てたんだって、友達も、親戚も、隣のベッドの人も、看護師の人も。
いいな、羨ましいな!
10年後の自分から届いた手紙には、一体どんな事が書かれてるんだろう?
今のうちに、たくさん勉強しなさい!とか?
次のオリンピックここだよ!とか、二年後のいついつに運命の人に出会うよ!とかかなぁ?
あぁ、想像するだけでみんなが余計羨ましく感じる。
でも、仕方ないよね。

だって、私の余命はあと一週間だから。
死んだ人が、お手紙を書けるはずがない。
…羨ましいなぁ。

1/28/2026, 2:10:59 PM

街へ行くといろんなお店が閉まっている。
きっと昔からやってたであろうお店から、つい最近できたばっかのお店まで。
特に行った事のないところでも、長年通い詰めてたところでも、なんとなく悲しい。
例え小さくとも見慣れた街並みを彩ってくれた。
あの街並みが変わってしまう。
だから悲しいのかもしれない。
新しいお店出来るのか、ずっとテナント募集中になるのかは知らないけど、諸行無常を感じるなぁ…。

よし、これにしよう!
今年の文集のテーマは「変化」だし、いける!
あ、そういえば!締め切り日、いつだっけ?
ー「締切:(明日の日付け)」ー
現在時刻、午後10時。
急がねば!!うおーーー!!!
唸れ私の創作力ーー!!

間に合いませんでしたとさ。
見事、部員達に迷惑をかけて遅れて提出。
みんなも締切は守ろうね☆

11/10/2025, 12:54:06 PM

怖くて眠れない夜がある。
寂しくて眠れない夜がある。
嬉しくて眠れない夜がある。
楽しくて眠れない夜がある。
そんな生活が続いて早十数年、あの頃の睡眠が恋しい。
そう思って、私は机に突っ伏しながら眠る。

今夜もきっと眠れない。
昨日もずっと眠れなかった。
明日もきっと眠れない。
過去も未来もずっと眠れない。
いつしか夜に眠れなくなってしまった。
昼夜逆転しているため、いつも昼に眠っている。
堂々と、講堂で。私は眠る。

誰とも話さなくていいから楽。
でも、たまには誰かと話したい。でも、迷惑かける。
怪訝な目で見られる、邪魔に思われる。
人々の関係を壊さないように、私は眠る。

幼き頃の睡眠が、暗い場所での睡眠が、人の声が、恋しい。
誰か助けてと思いながら、授業の話し合いの中、私は眠る。
いつもの寂しさを寝袋にして。
きっと今夜も眠れない、寂しくて眠れない。

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