花の香りと共に
登る登る登る
何処まで続くかも分からない階段
それでも前に進まなければいけない気がする
階段で立ち止まるとこけそうな気がして休めない
後ろに振り返ると何も無かったら怖いから登り続ける
きっと自分のしてることは無駄じゃないって信じてる
それでも前に進み続けてしまう
あとちょっと、だから頑張ろう
皆やってる、だから頑張ろう
やらないと自分が情けなく思えて辛くなる
きっとこの階段を登ると頂上だ
そう決心して振り返る
えっとも登ってない階段と、消えていく階段
だからまた前に向かって登リ続ける
でもでも、だんだんスピードが落ちてしまって登れなくなる。
消えてく階段に飲み込まれて落ちていく
ふわっと香った花の香はジャスミンだった
(少しだけ解説ジャスミンの花言葉は「優美」「愛らしさ」「愛想のよい」「官能的」「好色」「幸福」「私はあなたについていく」「あなたと一緒にいたい」です。
主人公が頑張り続けれたのはきっと「花の香と共に落ちてきてくれる誰か」が着いてきてくれたからでしょうね)
星
僕は宇宙が好きだ。
キラキラ光って美しい河を作り上げる星たちが好きだ
この幻想的で綺麗な夜空を体験できる事が幸せだ
人々が星と星を繋げ絵を描いた過去を思うと、胸が高鳴る
とても遠い星でもこの星へと影響を与えている関係が好きだ
でも空の彼方へと飛んでみたいとは思わないんだ。
星は人々が何も知らないまま想像して、描いたこそ綺麗だと思う。
近くで見ることが叶わないからこそ綺麗に見える星がある
僕はそんな星によって作り出された幻想が好きだ。
ただの想像、そこに積もった歴史が一層星を輝かせる
そんな星を、未知を調べる人がいたって良い。
ロマンだ。
人間が一つぐらいロマンを追い求めたっていいだろう。
だから未知領域へ入りたくない僕の事も新たな発見を求める人も認めて欲しい。
星はいつでも愚かなる僕達を見ているさ
願いが一つ叶うのならばどんな事を願う?
そんな会話をあの子としたあの時僕はあの子と結ばれることを望んだ。
今考えたらもっと贅沢な事を望むとと思う。
その時はあの子と一緒のクラスで、幼馴染で、お金に困ることも無くて、両親に世話してもらっていた。
ただの雛鳥だった、
そんな事にも気付かない愚かさも幸せを増幅させたのだろう。
汚れ一つない体でのうのうと生きる雛鳥は陰湿な猛禽類の格好の的だったようだ。
僕とあの子の赤い糸は引きちぎられ、あの子事食べられてしまった。
僕たち雛鳥を標的にする天敵は多くて、守られた世間で生きていた事をひしひしと感じれた。
何も出来ない僕を恨んでも、飛ぶことも出来なくなった僕はただの欠陥品だ。
見守るだけの傍観者が僕を獲物として見始めた。
それは終わりの合図。
あぁ、もし願いが一つでも叶うのならば、、
僕は、僕は、僕は、、
風が運ぶもの
うたを歌う。
原っぱの上で、あの人に向けて歌う
私だけの歌
目を閉じれば今もすぐに会えるあの人。
手を取ってはくれないけど
笑いかけてはくれないけど
それでも私は今でも会える人
この小さな箱庭で、貴方と二人風に乗せて運ぶこのうたをもう一度二人で奏でたい
何気ない日常の中で出会えた輝きを
二人で作り上げた美しいコーラスも
もう創れない、そんなうたを貴方と、
なんでもないこの世を輝石で溢れさせた貴方のうたを
一人でも奏でよう、このうたを
風が運ぶこのうたを世界に
芽吹きのとき
春が来た、
長い長い冬を乗り越え草木が芽生え始める
僕の友達の皆んなは小さくとも芽が出たらしい
でも僕の畑では何も咲かない
なんでだろう。悲しいな
皆虹の花を咲かせる為に毎日水をやったり虫を追い払ったりしてるのに僕にはめがない
僕と同じように最初芽が出なかった子たちも歪でも芽が出てる。なのに僕だけ、早く芽出てよ
夏が来て周りの皆の芽が大きくなって蕾になった。
僕にはめもでてないのに。……ずる、、、
皆花が咲くのを待っている。僕以外みんな、
早く出てよ、芽
秋になり花開いて美しい花弁が顔を覗かせている
ぼくには何も無いというのに、酷い
皆美しい花を愛でている
なんで僕だけ、
皆の花が萎んで種をつけ始めた
もうすぐ冬になる。
僕だけひとりぼっち。
皆僕だけ除け者にするんだ。
なんで僕だけ。種なんて施し要らない。なんで僕が惨めな目にあわないといけないんだ。
許せない許せない許せない許せない
、壊してやる
………@378-118をリセットの後、修正します
春が来た