『わぁ!』
「お母さーん!お菓子、見てきていい?」
「いいわよ。お菓子のところにいてね。すぐ行くから」
「うん!」
そして少女はお菓子コーナーに向かった。
「これがいいな!」
少女はお菓子を持ってお母さんのところへと戻った。
するとお母さんの後ろ姿が見えた。
その瞬間、少女はニヤリと笑った。
「わぁ!」
少女は大きい声をあげた。
するとお母さんは振り返った。
しかしその人はお母さんではなかった。
「あ……」
少女は人違いをしていた。
「ご…ごめんなさい…」
「お母さんと間違えちゃったの?可愛いわね。気をつけてね」
「はい…ごめんなさい…」
少女は下を向きながら謝った。
そして少女はお菓子コーナーに戻った。
氷雅
『終わらない物語』
今日で定年退職。
仕事は辛かったけど、楽しかったな。
仕事では自分のやりたいことができたから満足だ。
人生も残りわずかか…
でもまだ終わらない。
人生という名の物語は。
これからだ。
氷雅
『あなたへの贈り物』
初めての彼氏へのプレゼント。
何をあげたら喜んでくれるのだろうか。
友達に相談しても、「大丈夫」と答えるだけで何も教えてくれない。
もう3時間も悩んでいる。
プレゼントをあげる日がやってきた。
大丈夫かな…喜んでくれるかな…
そして彼にプレゼントを渡した。
彼はお礼を言いながら笑顔で私を見た。
「ありがとう。もられると思っていなかったからすごく嬉しい」
え…?
喜んでもらえた…
良かった……
その時、私は友達の言葉の意味が分かった気がした。
氷雅
『羅針盤』
どこにあるんだ……
昔、おじいちゃんが埋めたという物。
手がかりはこの羅針盤とメモだけだ。
おじいちゃんが言うにはこの羅針盤を使わないと見つけだすことができないらしい。
絶対に見つけてやる。
俺はメモと羅針盤を握りしめて歩き続けている。
氷雅
『明日に向かって歩く、でも』
今日は嫌なことがあった。
学校では先生に怒られて、家ではお母さんに怒られた。
でも楽しいこともあった。
友達と一緒にゲームをしたし、学校で友達と話せた。
嫌なこともあったけど私は明日に向かって歩く。
でも明日は楽しいだけの1日にしよう。
氷雅