古厨 和音

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8/25/2025, 10:47:40 PM

もう後悔しないために、僕は何度もあの日をやり直す

夏に魅入られたあの子はもう戻らない。何度繰り返してもあの子は8/1から戻らなかった。もう何度も繰り返してるせいか。僕も少し夏に魅入られ始めてる。早く助けないと...

何回も繰り返していくうちにわかったことがある。逢魔時、昼でも夜でもない時間にこの町の浜辺に行きあの子の意思で帰るって決めないと帰れないと気づいた。何度か繰り返していくうちに、僕は気づいた。僕は夏から抜け出したいのだと。だからあの時間に僕は浜辺に行けない。

僕も夏から戻れなかった時、僕は一体どうなってしまうのか、それを考えれば恐怖で足がすくむ。なかなか前に進めない。

...どれだけの時が経ったのだろうか。僕はあの子が大事な人だと気づいた。今までなぜ気づかなかったのだろう。そんなことを思いながら僕は浜辺に足を進めていた。

あの時、あの子は予定があるから先に帰って!と言っていたが予定は儀式のことだ。浜辺にいなければならない。

そろそろ逢魔時だろうか。世界が段々と闇に飲まれていく。その景色はとても綺麗だった。闇の中には僕達が繰り返した数くらいの星々が輝いてる。

そんな景色に見惚れていると君が口を開く。
『なんでここにいるの?あれだけ夏を繰り返してもこんなことは無かった。なんで?なんでここにいるの!』

8/23/2025, 8:55:24 AM

ある夜。僕は闇と出会った。

『君は本当の夜を見たことはあるかい?』
そう告げた闇は空を、空気を、大地を、全てを飲み込み、僕達に問いてきた。
『�����?』

8/22/2025, 1:14:44 AM

どれくらい時がたったのだろう

『この星は君には少し生きづらすぎる。ねぇ、僕と一緒に宙を歩きに行こ。』と手を伸ばす朧気な君。
僕はその手を取りこの星を蹴って君と宙へ飛び出した。

【星々の観測者】

8/20/2025, 10:44:17 PM

8/1(1日目)
夏に囚われた日。夏に魅入られてしまった日。
私たちは遊ぶ約束をしていた。私たちはなんとなく今までを過ごしてきた。

いつもと変わらない日常。いつも通りの朝。いつもの人。いつもの道。変わらない夏。

私は、そんないつも通りの日々が、今日が。終わって欲しくないと思ってしまった。そんな思いが、この日々を変えてしまった。"夏に魅入られてしまった"

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8/1(n回目)
あれから何日が経ったんだろう。この夏から出るには人身御供、すなわち夏に魅入られてしまった人が必要らしい。『逢魔時に海へ行き一人で闇を迎える。』それがこの夏の終わらせ方。魅入られた者はこの夏に永遠に囚われる。でもいいの。私はあの人を返せるなら。

夕方。砂浜に立つ。8/1の約束を何度も繰り返し、何がいつ起こるのか、どの選択をしたらどうなるのか。私は知っている。私は何度も嘘をつく。この夏が好きだったから。今日こそは終わらせよう。"私が好きだったこの夏を"

『なんでここにいるの』

8/20/2025, 7:59:53 AM

『あの星が泣いてるから』

彼女はそう言いながら空に向かって手を伸ばした。それに応えるように、空は彼女に近づく。

『ほら、行こ。"あの子"を助けなくちゃ。』

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