正しい人生とは?
死にたいと言ったら「生きろ」と言われる。
生きたいと言ったら「なんで?」と聞かれる。
どうすれば正解なのか分からなくなってくる。この2つの4文字は同じで逆の意味を持つ。
正しい生き方も間違った死に方も知らないのに人生を謳歌しようなんて馬鹿なんじゃないのか?
正しい生き方なんて誰もしてない、間違った死に方も誰もしてない。ただ生まれてしまったことで苦しむ人生を歩くも外れるもどうすることも出来ない。
それではあなたに質問だ。
《あなたにとっての正しい生き方とはなにか。》
時間をとって考えてもらっても構わない。
無駄だと思ったのなら飛ばしていただいても構わない。
嘘ついてもそれは間違いと本当にいいきれるのか?
一つ有名な話を出そう。5分前に世界は出来たのではないか、と言う話を聞いたことはあるか?
さて、5分前していたことを振り返って欲しい。今と変わらず何かしらの文を読んでいたり、スマートフォンと呼ばれるネットの海を探索していた人も、勉強に挑んでいた人も、仕事していた人も色んな人がいるだろう。
それではその5分前の記憶は誰かに作られたものだとしたらどうする?
5分前以前は我々人類は存在しておらず、今、我々の知らない人に記憶を想定され作られたとしたら完全否定は出来るだろうか?
自分が作ったと思った物も何もかも知らない間に用意されたものだとしたら?
本当に真実を掴めるのか?理解できるのか?私は不可能だと考えている。
結局私が書いた最初の問題も同様だ。真実は分からない、誰一人として正解なんてないのだから。
虚ろな目がこちらを覗く
その目はいつも見ていた忘れることない大好きな目だった。
唯一無二の色でその色がとても僕は大好きだった。翡翠とサファイアを混ぜたような宝石のように綺麗な目が、輝いていた目が今は暗く沈んでいる。
何故こうなってしまったのだろう、ずっと一緒にいると誓ったはずなのにいとも簡単に死んでしまうなんて。
心の底では分かってたはずだった。いつかは死んでしまうことだって、命はとても脆いんだって、頭は理解しているのにその速度に心は置いていかれている。
死因は『自殺』であった。
誰にも優しいとても温厚な人だった。いじめなんてされるはずがないほどみんなに愛されていた。
それがあいつにとってのプレッシャーに変わるとは誰1人考えずに。
あいつはいつも優しい自分で居ないといけなくてとても苦しそうに生きていた。だから僕だけは居場所にして欲しいと言って相談も何もかも聞いていたつもりだった。
あいつが死んだ最後のひと押しは僕だったのかもしれない。僕は言ってしまったんだ。
「辛いなら一緒に死んじゃおうよ」
と
優しいあいつには僕を巻き込むなんて出来なかったんだろう。きっと一人でいけば迷惑かけないとでも思ったのだろう。
不正解だ。ねぇ、天国で見えてるかな僕も今から行くよ
[]悲しい小説・漫画のお題排出ったー[]から
最初の文 虚ろな目がこちらを除く
最後の文 今から行くよ
のお題を頂きました!ありがとうございます。