椿灯夏

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5/10/2025, 11:34:16 AM

お題《静かなる森へ》

混沌たる世界の終焉へ
忘れじの彼方へ

落ちてゆけ
落ちてゆけ
落ちてゆけ

世界の構築
物語の再生

つづられたのは
レガシー
青い星の
遠い遠い
夢見の物語

記録少年は想う
空白少女を


この少女の
すべてを、ここにしるそうと


ここは静かなる森
ここは忘れじの森
ここは終焉の果て


君の墓標

5/9/2025, 1:40:11 AM

お題《届かない……》

綴ることで強くなった
綴ることで弱くなった

綴ることを杖にした
命をつづり
夢をつづり
自分をつづる


それでもはてしなく つづく とおい みち

4/29/2025, 3:38:52 PM

お題《好きになれない、嫌いになれない》


4/4/2025, 10:43:42 AM

お題《桜》


春の庭園に迷い込む


これは神隠しか


それとも春の魅せる夢なのか



桜はいつの時代でも惹かれて


《途中書き》

4/4/2025, 9:23:58 AM

お題《君と》

異世界と現実を結ぶストーリーテラー

キャラメル色のノスタルジー漂う紳士服

「やあやあようこそ。君の望む僕が、やって来ましたよお嬢さん。なになに? そんなの知らない? ――へえ。じゃあ君は何故“現実”に興味がないの? そんなことない、ってのは無しね。だって僕には“そういう子”がわかっちゃうからさ」


甘い焼き菓子のようににこにこ笑う青年


でもそれはどこまでいっても“不気味”だった


“そういう子”


引っ掛かる物言いだ


「取り繕うなんて無理だよ。“嘘”というものは、どこまでいっても“嘘”でしかないんだから。“日常”に辟易してるんだろう? 君は“現実を適当に生きてる”でしょ。つまらない、くだらないって。――それなら」



青年はふいに真面目な顔で花を降らせた


《途中書き》

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