月下の胡蝶

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4/23/2024, 10:54:36 AM

お題《今日の心模様》



ハーバリウムに沈む鮮やかな植物のように


幻想的なアズールムーン


癒しの木漏れ陽 


心を照らす夕陽



わたしの中に咲く色彩たち

4/22/2024, 11:03:16 AM

お題《たとえ間違いだったとしても》




最初から正義なんてかがけてない。


最初から正しさなんてない。



赦されようなんて思ってない。


この手から赤い花が零れ落ち、どれほど汚れたってかまわない。



君と出逢った時から、俺は俺なのだから。



君が、自由にしてくれた。


鳥籠の俺を。




「せめて君の前では――笑っていよう」

4/17/2024, 10:53:29 AM

お題《桜散る》


泡沫の常春に。

木漏れ陽の面差しに。



君が髪を結んでくれた、あの淡いの花散る中で。



どんなに遠く離れてても。


誰と出会っても。




俺の花は――たったひとり。



「俺が目指す世界は。俺が望むものは。――君が笑っていられる世界にすることだ」







遠ざかる記憶に散る花の海。



君を、永遠に忘れる。




4/14/2024, 12:38:50 PM

お題《神様へ》





世界の始まりは神様だったのかもしれない。


でもこんな世界になってしまった始まりは、人間かもしれない。



どう人間は、償っていくべきなんだろう。


4/10/2024, 12:51:11 PM

お題《春爛漫》



「ねぇねぇ見た? 青の王サファイア様」

「うんバッチリ! イケメンで、文武両道。は〜いいな私もあんな綺麗な人の花嫁になりたいな」

「いやいやあなたは無理でしょ。エーテル様の詩詠みもできないじゃない」


呆れたようにサアヤが痛いところをつく。


エーテル様は春の女神様で、女は皆女神様の詩を詠まなければならない。春を途切れさせないために。



「でもわからないじゃない、玉の輿だって夢じゃないわよ」



少女両手を広げ、満開の笑顔を見せた。


甘い蜂蜜色の長い髪がふわりと泳ぐ。





少女たちはそうして春の女神が住まう国の道をゆく。



夢の続きを語り合いながら。



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