4/14/2024, 12:38:50 PM
お題《神様へ》
世界の始まりは神様だったのかもしれない。
でもこんな世界になってしまった始まりは、人間かもしれない。
どう人間は、償っていくべきなんだろう。
4/10/2024, 12:51:11 PM
お題《春爛漫》
「ねぇねぇ見た? 青の王サファイア様」
「うんバッチリ! イケメンで、文武両道。は〜いいな私もあんな綺麗な人の花嫁になりたいな」
「いやいやあなたは無理でしょ。エーテル様の詩詠みもできないじゃない」
呆れたようにサアヤが痛いところをつく。
エーテル様は春の女神様で、女は皆女神様の詩を詠まなければならない。春を途切れさせないために。
「でもわからないじゃない、玉の輿だって夢じゃないわよ」
少女両手を広げ、満開の笑顔を見せた。
甘い蜂蜜色の長い髪がふわりと泳ぐ。
少女たちはそうして春の女神が住まう国の道をゆく。
夢の続きを語り合いながら。
4/8/2024, 4:12:41 PM
お題《これからも、ずっと》
不正解でいい。
生きていくことは、正解では学べないのだから。
4/6/2024, 2:34:31 PM
お題《君の目を見つめると》
金木犀の海が咲くんだ。
心の中で炭酸の弾ける音がする。
時折吹く微風が、ふたりの時間を淡く満たして。
ずっと、続けばいいのにと心の泉で願う。
4/5/2024, 11:28:22 PM
お題《星空の下で》
願いは星となり、星の海となる。
星の魔法使いの真実は《願う》こと。
叶えることじゃない、叶えることは人の役目だ。
「星は人を導くだけ。星の魔法使いは道しるべをつくるだけ。でもそれは、決して意味のないことじゃない、人が果たしてそれを本当に理解できるかは……結局人次第」
叶える力がないわけじゃない。
でも星の魔法使いは、《願う》ことしかできない。