月下の胡蝶

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8/29/2023, 11:13:02 AM

お題《言葉はいらない、ただ…》



その瞳で、あなたの見てきた風景を語ってくれませんか。



わたしの瞳には光がさしません。


でもきっと数多の夜も、あなたの風景を聴くためにあったのでしょう。




雨の多い日々さえも――光降る日々に、変わってゆくから。木漏れ陽降る日々へ――。



8/28/2023, 12:10:42 PM

お題《突然の君の訪問。》



無気力だから、生活感は水底。



泡沫となって消えてしまえと心の鉛を呑みこむ。




だから君が颯のように、玄関の扉を開けて入ってきた時――とてもとても嬉しかったんだ。




「一緒に食べよう」



きらきらした果物ゼリーとミネラルウォーターが眩しい。私の好物の、ハムとチーズの君特製のスペシャルサンドイッチも――。





きっと明日から浮上できる、陽だまりの花咲く場所へ。





8/21/2023, 10:59:03 AM

お題《鳥のように》


文机の引き出しに閉じ込めた夢のかけら。


不器用だけど、物語を灯すのは好きだった。



誰かの描いた物語じゃない、自分の描いた希望を灯した物語。



言葉の嵐がこわかった。


私は、臆病だから。



でもいつか鳥のように、自由に果てしなく飛んでゆくんだ。




今は希望を翼にこめよう、いつか旅立つその日のために。




8/20/2023, 12:49:25 PM

お題《さよならを言う前に》



明日に希望を灯してくれる光だった。



何気ない日常のやり取りすらも薔薇園になる。



君に伝える《嘘》をどうか許してほしい。



真実を灯す勇気はなかった、僕が向かうのは終焉だから。



いつかまた再会できたのならその時は、どんな炎も受け入れよう。



笑顔の中の悲しみを、君は見抜いてしまったかもしれないけど。


8/12/2023, 3:07:43 PM

お題《なし》


いい言葉だって、誰かにとっては良薬になるかもしれないけど。


そのまた誰かにとっては、剣になるかもしれない。



だから完璧なんて存在しない。でもそれでいいんじゃないかなって思う。全部が《善.良いもの》だなんて美しい幻想ありはしないのだから。



ゆるくいきたいものですね。


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