椿灯夏

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8/20/2023, 12:49:25 PM

お題《さよならを言う前に》



明日に希望を灯してくれる光だった。



何気ない日常のやり取りすらも薔薇園になる。



君に伝える《嘘》をどうか許してほしい。



真実を灯す勇気はなかった、僕が向かうのは終焉だから。



いつかまた再会できたのならその時は、どんな炎も受け入れよう。



笑顔の中の悲しみを、君は見抜いてしまったかもしれないけど。


8/12/2023, 3:07:43 PM

お題《なし》


いい言葉だって、誰かにとっては良薬になるかもしれないけど。


そのまた誰かにとっては、剣になるかもしれない。



だから完璧なんて存在しない。でもそれでいいんじゃないかなって思う。全部が《善.良いもの》だなんて美しい幻想ありはしないのだから。



ゆるくいきたいものですね。


8/10/2023, 11:18:04 AM

お題《終点》



記憶の水槽、揺り籠。


幸福に満ちた日常もあれば、不幸だと思えるような夜の底もある。



それぞれの夜明けが、あなたを待っている。



それぞれの歩んだ先の、答えがちゃんとある。




あなたの歩んだ道は《正解》でしたか?





8/7/2023, 10:56:41 AM

お題《最初から決まっていた》







それでも勝ってやろう。



その賭けに。




今日まで「自分」を続けてこられたのは、文章を「描く」ことが好きだった。


ただ、それだけ。



8/3/2023, 1:49:28 PM

お題《目が覚めるまでに》



紅茶とハーブティーを用意する。朝一番摘みたての夜明けのハーブと、魔法使いのお兄さんからいただいた星降るエデンの紅茶を。



月桃の蜂蜜とバターたっぷりのトースト。


それから大好物の目玉焼きを忘れずに。





――おはよう。わたしの大切な、世界で一番愛しい人。


美味しい朝食を用意したよ。




ターコイズブルーのカーテンが風ではためく。


夢のような、夢じゃない、やさしい世界がそこには広がっている。



――今日は特別に、ブルーベリーを使ったチーズケーキを作ろう。愛する彼女のために。





朝露煌めく淡い金色の髪が流れるように、美しい彼女のために。鮮やかな夜明け色の瞳が、僕を見ている。



ああ、なんて幸せなんだろう。





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